永遠と残ると思っていたシコリが
少しずつ背景に溶け込んでいく
ふとした時
風が運んでくる香りが
懐かしい思い出として受け止められる様になったその時
きっと僕は新たな一歩を踏み出し
違う景色に溶け込み始めているのだろう
あの時流した数え切れないくらいの涙は
この道の養分となり進む先を支えてくれる
悔しさも辛さも苦しさも消えたわけじゃない
古傷と化して心の深い所で眠っている
たまに疼いてその存在をアピールしてくる厄介な奴
忘れられない消えない記憶は
憎らしくも愛おしくもあり
今の己がいる礎でもあるのだから
暫く避けていたあの場所にも
新しい思い出が花咲いて
歴史を重ねていくのだろうか
奇跡が輝いてもう一度君に会ったなら
昔話として笑って話したいな
君の中に僕がもういなくても
もしも会える未来図があるならば
普通に笑いあえますように