iPodの関連記事を検索するとき、「smashmyipod.com」というサイトを発見した。なぜ自分のiPodをぶっ壊すという名前をサイトの名称とするのか、好奇心に駆られて、クリックしてしまった。その内容を読んだあと、たった一つの感想が残った。「この世の中は本当にいろんな人が存在するなあ~」と思った。
このウェブサイトは、カナダのトロント出身の学生Yegor.Simpsonが運営しているものだ。設けるの目的はというと、ウェブサイトの名称のようにお互いに呼びかけあって「iPodをぶっ壊す」というものだ。Yegorは自分のサイトに、iPodをぶっ壊す資金の掻き集めの呼びかけを掲載した。という内容を読むと、変なやつだと思うが、変なやつは少なくないわけで。このサイトを通して、Yegor本人でも少なくとも1ヵ月はかかると思っていたが、実際は2週間足らずの間に約60人のウェブフレンドから500ドルの寄付金を集めた。Yegorはこの寄付金を持って、地元のアップルストアを訪れ、米アップルコンピュータ社のiPodを購入し、そのまま店内でiPodを粉々に叩き壊し、その様子と店員の反応をビデオに撮って自分のサイトに掲載している。こういうサイトまでもあるのには驚いた。
が、Yegorがした勝手極まりない非常識でわがままなことを、私もしたことがあるのではと反省した後、やっぱりしたことがあるかもしられないと思い出した。
数年前のことだ、パーティーで、初めてお目にかかる人に、今どんなことをしていますかと聞かれると、私は、ダイビング中に水を飲むことができる装備が売る仕事をしていますが、なかなか代理商を探すことはうまくいきませんと返事し、相手は日本には運動用品最大手が2つあると話したところに、挨拶しに来た人に割り込まれてしまったので、お互いに名刺しか交換できなかった。
パーティー後、この人のことはすぐに忘れてしまった。でも翌日、携帯電話の留守電にパーティーで知り合ったNさんと自称する人からの、日本の運動用品の最大手の2つの社長さんの電話と、紹介者の名前と電話の伝言が入っていた。とその伝言を聞いて私はすごく感動した。というのは、友達から同じ内容の近況を尋ねる挨拶に、私も同じ返答をしたりするが、結局そのNさんからの伝言は全く逆だったからだ。
私の話を聞いて、ほとんどの友達は興味がないとか、お金がないとかなどを口実に冷たいな態度で断った。友達が手伝ってくれることに期待しないので、私はかまわないのだけど、どうしても納得いかないことは一つある。人は物を売ることに関しての話題を聞いた際に警戒心が出るのだろうか。そうでないと、なぜ私が売っているのは代理権で、商品の小売りじゃないということをはっきり聞き分けられないはずが無い。
しかし、私の友達と正反対に、この初めてお目にかかったNさんは、私の言った話を覚えてくれただけではなく、私のことを手伝ってくれさえした。こういうことは、友達運が少しもよくない私にとっては、生まれて初めてのことだと言っても大袈裟ではない。早速、Nさんに電話をかけだが、留守電だった。Nさんの会社に電話をしたが、秘書が出て、ヨーロッパに一週間、出張中ということが分かった。
一週間後、私はまたNさんに電話をしたが、前のように留守電だった。その後数日間、1回、2回、3回目までも留守電だった。諦めようとしたが、こんなにいい人と知合いになれることを諦めていいのか、という念頭が浮かんできた。でも、留守電ばかりでどうしたらいいのかわからないので、ずっと悩んでいた。
それでも、心機一転、留守電の伝言サービスをきっかけにし、私の真意を伝えようと決意した。そして暇なとき、非常識だと思ったが、「今Nさんはどこの国にいらっしゃいますか、そこの空の色はなんですか、通行人の服装はどうですか、傘を持っていますか、お土産を買いましたか」とNさんの留守電に伝言が残した。
2週間の間、こういうことをし続けていて、ある日、電話が繋がり、思いがけず、「もし、もし」と声がしたので、驚き「ぎゃっ」と私は慌てて電話を切ってしまった。3秒後、Nさんからの電話がきた。
「あなたを驚かしました、ごめんなさい。ヨーロッパの新工場の建設問題で、予定より2週間遅れて帰りました。ご無沙汰しておりました。お元気ですか。」Nさんはやさしい口調で言った。
「いいえ、ごめんなさいと言うのは、わたしのほうです。おかげさまで、元気に過ごしています。もし私の伝言で、ご迷惑をおかけしたのなら、申し訳ございません。」恥ずかしいと思ったので、ひたあやまりにあやまった。
「いいえ、おもしろいと思いましたよ。あなたの三つの質問は念入りに考えられたものだと感じることができましたが、絵本のような質問ですね、本当のところ私に言いたいことは何ですか。説明してくれませんか。」
私は、「私が言ったことでNさんを悩ませるつもりはないのです。それは伝言サービスに伝言を残せる時間はすごく短いですから、質問の内容を短くせざるを得なく抽象的になってしまいました。質問の説明ですが、Nさんは仕事のために、世界各地を走り回っていらっしゃるでしょう。でも、すべての国のご滞在期間はとても短くないですか。お忙しい最中に、朝起きると、自分が今どこの国にいるのかもわからないという時もあるのではないかと思います。また時には同じホテルに2泊泊まるということもありますよね。私のように、Nさんも、これを幸せで贅沢なことだと思うだろうか。とつい考えてしまいました。仕事をしたついでに、観光することも無理だろうと思います。仕事ばかりのスケージュールの中から、息をつく暇をどうしてみつけたらいいのか分からないこともあると思います。私の経験はというと、仕事をしにホテルを出て、頭を上げて空を見ると、すべてのことは目の前に消えていくような、すっきりとした気分で新しい一日を迎えることができます。その上、天気状態でも分かりますので、着物を加減することでもできます。路上の通行人の服装や傘を持っているかなどのことても、自分の着物は当地の天気に合うかどうかもチェックすることができます。こういうことは、風邪を引かないようにするためにも必要です。三つ目は、Nさんにお土産を買ってくれるのを要求することではありません。ただNさんは、多くの国を訪れていますが、仕事のせいで、訪れた町をよくみることができないし、頭は仕事のことばかりだと思うので、お土産を買うついでに、Nさんがいる町を見ることができるかもしれないだと思いましたし、一人の旅は寂しいだろうと思うので、この時に、自分の家族や友達のために、お土産とか買ってあげることによって、寂しさを忘れることができて、ほかにも、自分が愛した人のことを常に心に留めているなら、どんな辛いことでも乗り切ることができるので、このとき、寂しくないだろうと思います。」
とこのようにとっさに説明したのだが、自分のしたことを思い出すと、Yegorのことを変なやつだと言う資格はないと思うわけです。