するとそこには、ウサちゃんがイラストされた大きな傘をさして口に手をあててこちらを嬉しそうに眺めるウサちゃんがいた。
「ウサちゃん‼︎」
私は、ウサちゃんに飛び上がって抱きついた。
「ふふふ~~♪雨だから、遊園地は無理だって思い込んでたでしょ~~♪」
ギクッ
「な、なんで知ってるの⁉︎」
「も~~僕は君の部屋にいつでもいるんだよぉ~~?それくらい、あぁ~~っという間に分かっちゃうんだから~~♪」
あぁ…そうか……
「ところでぇ~~♪君、ようやく前に進もうとしてるね~‼︎」
「え⁉︎なんのこと?」
「先週、お部屋掃除してたじゃない♪」
「あぁ‼︎‼︎」
「昔あった君だったら、絶対そんなこと思わなかったでしょ~~?」
そういえばそうだ。何故かわからないが、この夢のような遊園地に関わり始めてから何故か今までと違うことがしたくてたまらない。もっと向上していきたいという気持ちが次から次へと湧いてくる。何故だ?
「あ!そういえば‼︎ウサちゃん‼︎この前のジェットコースターすっごく怖かったんだけど‼︎なんであんな早かったのよ‼︎」
「ゲッ‼︎‼︎まだ覚えてたのか…」
「もぉ~~~~‼︎いくらウサちゃんだからって、これだけは許せないわ~~~‼︎‼︎」
私は、ウサちゃんを思いっきり蹴って叩いた。が、ウサちゃんは全く動じていない。
「あれれ~~~~♪君、弱いな~~~~♪髪の毛が掠れたかと思ったよぉ~~♪」
「も~~~~‼︎こうなったら、ウサちゃんには金銭的なダメージ(大量のものを買わせること)を与えてやるぅ~~~~‼︎」
「ふ、ふぇ~~~~‼︎」
「さぁ‼︎‼︎この遊園地で一番美味しくて高い料理を奢れぇ~~~~‼︎」
私は、自分ができる精一杯の怖い顔をウサちゃんに向けた。
「うぅ~~~~……困ったなぁ~~~~」
ウサちゃんはもふもふの手で自分の頭を抱え込んだ。
(…ふふ♪可愛いなぁ……)
私は、そんなことを思いながら自分の大好きなお気に入りの人形を眺めた。