私とウサちゃんは、一緒に遊園地を探検していた。
「ここは、ジェットコースターだよ~!」
ウサちゃんはそう言って、パステルカラーの全体的にふわふわした感じの可愛い乗り物をモコモコの手で差した。
「なんとレベルを最大限にしたら、1分で世界一周できちゃう代物なのだぁ~~‼︎」
「え~~‼︎‼︎そんなのに乗って大丈夫なの⁉︎」
「も~~君は心配性だなぁ~~‼︎名前が『夢のような遊園地』なんだから大丈夫に決まってるじゃないの~~‼︎」
「う~~ん……」
私は、少々不安だったけど乗る前から嫌がるのは良くないと思い乗ることにした。
「うわぁ~~‼︎」
そこには、パステルカラーのクレヨンをイメージにして作られたとってもかわいいジェットコースターがあった。おまけにジェットコースターのレールはかわいいピンク色だ。
「完璧だ……」
私は、ふと心の声が漏れてしまい口を塞ぐ。それを見たウサちゃんはクスリと笑い、
「でしょでしょ~!これ全部君の為に作ったの‼︎かわいいでしょ~!」
ウサちゃんは口元に手を当てて、嬉しそうに体を揺すっていた。……え?私の為にこんな大きな遊園地を作ってくれたの⁉︎そ、そんなことないよ絶対。だって、私はただの普通の引きこもり……‼︎ま、まさか私を引きこもりから抜け出させようとしてる?……まさかね
ふと、私はウサちゃんを見やった。ウサちゃんは管理人室に入って行く。
「そういえば、さっきから人も管理人も全然見てないけど……まさか、ウサちゃんがこの遊園地全部の操作をしてるの⁉︎……まさかね。」
すると、これまた可愛らしいスピーカーからキィーンという音と共にウサちゃんの声が聞こえた。
「そのまさかだよぉ~~‼︎なんと!可愛い可愛い僕、ウサちゃんはこの遊園地全部の操作をしているのだぁ~~‼︎」緊張と期待、優しい甘さの綿あめの匂いが私を安心させようと頭を撫でた気がした。
「え~~‼︎」
私の独り言聞こえてたのか……私はそう思った。
「さあ!大事な大事な僕のご主人様♪どうぞ好きな席にお乗りくださいな‼︎」
私は、一番前の席のピンク色のを選んだ。
「ふふ♪これまた可愛いねぇ~~‼︎」
「む‼︎だってピンク好きなんだもん‼︎」
「それでは、夢と希望の世界へ…いってらっしゃ~~い‼︎」
乗り物はゆっくりと進んでいった。一体どんな速さなのか、予想もつかなくて私はゴクリと唾を飲み込んだ。緊張と期待、優しい甘さの綿あめの匂いが私を安心させようと頭を撫でた気がした。