雲のながれるようすや

風のうたうこえが


耳もとでささやくのは

きみのなまえ


そして


それは


ことばをこえた


息吹


雲は光を隠し


たなびきながら


迷いを誘うかのように



自分が持ち得ない感情をあらわにして


泣いて


笑って


すべてを感じたあと


何も感じなくなる



惑いもなく


シンプルな方法で


ここにいる



私のカタチを知ることは


あなたに近づくこと


そして


あなたから遠のくこと



閃きの中に


存在する


漂うべき場所を



あなたの中で

何かが目覚めたのを知ったとき


わたしは

気づかぬふりをして


離れていく心を


鎖で縛ろうとした


何年も何年も



必死だった

盲目だった



今は

目覚めた何かを抱きしめて


あなたに羽根が生え


飛び立つのを願える


祈りは天に向かい


あなたを


祝福とともに


手放せますように