漸次に白い十三夜月を目指すように 眼前の空にはそれがずっと浮かんでいる 呼ばれた気がした 私が呼んでいるのかもしれない 淡い空に浮かぶ白い月 誰かと話したくなって向かったのは 誰もいない場所 自分と向かい合える場所 月だけが自分を知っているようで 少し寂しく 少しほっとしている 次第に暮れていく 西の空の色が変わっていく 白い月は少しずつ色を深めていった 西の空にオリオン座が見えた 答えはすぐにでなくとも 待っていれば 少しずつ現れてくるのだと 思う