久方ぶりの眠れぬ夜に

あなたの声が
薄布の何層も先から
聞こえてくる

光は
見ないようにすればするほど
漏れてくる

目を瞑り
光とともに浮かびくる

文字

鏡文字の印は
逆転の始まり

内臓が
子宮が

そして思考が

逆転のもと
身体から浮かび

そして抜けていった

静寂とともに

文字は消え
回転は時計回りに回りだすも

思考のみ取り残された

想いは募る