小手毬に誘われて

外に出ることにした


柔らかな風が吹いていて

鳥の声が聞こえる

緩やかに小手毬はゆれていた


心地よくなって

風の赴くまま

西に向かう


その日は

暖かく緩やかに過ぎていく


寄り道した道の角に


ハクモクレンが咲くのが見えた


咲き誇り大きく広がる



ひとつふたつ


花びらが落ちていた


落ちた花びらさえ綺麗で


暫く惚けてしまったから


夜が近づいてきた



ほのかに白く浮かぶ


ハクモクレンが光を灯す