試合や練習中に選手を怒鳴ることは邪悪であると、何回もこのブログの中で申し上げてきました。

 

ですが、中には怒鳴られないとならないこともあります

 

その区別が出来ていない指導者の皆さんのために、何が違うのかをお伝えしたいと思います。

 

 

ベンチに座っている選手近くで素振りをしている時、「そんなところで素振りをするな!」と怒鳴ると思います。

 

簡単なゴロをトンネルしたとき「なんでそんなゴロも捕れないんだ!」と怒鳴る指導者がいます。

 

私は前者は怒鳴られるべきこと、後者は怒鳴る必要のないことと判断しています。

 

前者は選手の身の安全にかかわります。

 

「~すべきこと」、これらは選手の身の安全や健康を守るために、「必ず守らせないとならないこと」です。

 

バットなどの道具の正しい使い方、危険球を投げないようにするピッチングの仕方、など、私は「ゼロ・ポジション」での投球も、この中に含めています。最も高速に、最も肩への負担が少なく投げられる方法であり、長期で考えると、これが出来ていないと、早くに肩を痛める選手になってしまう可能性があります。

 

反対に後者、「どうやったらゴロをトンネルしないで捕れるか?」のような自分で考えて答えを出さないとならない、個々人でその答えが違うようなもの(教科書のように「こうしろ」と書いてあることが多いですが、個々人の体つきなどで答えは違うんですよ!)については、選手に考えさせる必要があります。

 

「もっと腰を落とせ!」

「グローブを立てろ!」

 

は、あくまでそれを簡単に導き出せるための糸口であって、その選手に必ずしも正解ではありません

 

それを履き違えている指導者が多いので、ここで再度意識していただきたいと思います。

 

あなたが怒鳴っているそれ、そう、それは、選手の生命にかかわることですか?

 

そうでないなら、自分で考えさせて、答えを出させるように導いてください。