練習の時など、コーチたちに、
「これが出来なかったら罰ゲームとしてグランド5周!!」
と私の少年野球の選手たち(小6)が言われるのをよく耳にしました。
選手たちのリアクションは、言うまでもなく、
「え~~~~~~!?」(ネガティブ)
です。誰も、
「罰ゲームを受けないように頑張ろう!」(ポジティブ)
とは言いません。
選手たちの心理は「どうやったら罰ゲームを受けないようにできるか?」に動き始め、「要求されている以上のことをやってやろう!」とは思っていません。
端的に言います。
罰ゲームが結果にある練習で、選手たちの練習の質の向上は絶対にありえません。逆に悪くなっていきます。
コーチは「出来るようになって欲しい」という気持ちから罰ゲームを課していると思います。罰ゲームを受けなかったチームの成果は、予想を上回っていましたか?
あり得ないと思います。恐らくコーチたちが「予想していた水準ギリギリ」だったと思います。罰ゲームを課してノルマを達成させる、これはあくまでコーチの自己満足です。
そして、次に同じ練習をするとき、選手たちは「また罰ゲームか?」と練習そのものを恐れるようになってしまいます。練習そのものを恐怖に感じてしまいます。
その技術を選手たちに出来るようになってもらいたいのであれば、課すべきは罰ゲームではなく報酬、与えるべきは罵声ではなく誉め言葉です。
結果的に野球を好きではなくなってしまう事もあります。
罰ゲームを課す、私たちは法律の下に生きていますが、罰則や刑罰が存在するのは、
「しないで済んだことについて、悪意、敵意、そして、それによって得られる報酬を予想して、その行為を行った」
時です。罰はコントロール出来ることについてコントロールをしなかったことについてのみ課せられます。
ノックが取れなかった、ボール回しがうまくいかなかった、これらは選手が悪意を持って行った行為ですか?
そうでないのなら、
罰ゲームを課すのは今すぐやめてください。
これは私からのお願いです。子ども達にずっと野球を好きのままでいて欲しいから。

