私は娘(小学5年生)のチームでコーチをしています。
私はメンタルな部分を教えるコーチ(と勝手に思っている)なのですが、ここで小学生のチームに野球を教える際の、メンタルな部分で指導者が注意しないとならないことや教え方のコツをまとめたいと思います。
私の考えだけでなく、他のコーチの方の意見なども含めますので、是非とも参考にしてください。
何はなくとも最初に気にしないとならないこと、
プレイ・ファースト、プレイヤーズ・ファースト(江藤省三さんの言葉)
最初に選手。監督やコーチがいても選手がいなければ無意味です。
選手のことを気遣うこと、選手がプレイできる環境をコーチは作ってあげることです。
野球を(もっと)好きにさせること
好きでなければ続きません。決して「へたくそ」「使えない」「無理だ」などの選手を否定するような言葉を使ってはなりません。
練習中、特に試合中、怒鳴ったり怒ったりしない
指導者、怒鳴ってませんか?「何やってんだ!?そんなんじゃ使えないぞ!」と怒ってませんか?それはあなたのエゴです。選手には個人差があります。指導者の仕事はあくまで「指導」に徹します。
怒るのは指導ではありません。
怒鳴られた選手はミスを怖がり、委縮し、次のプレイを思い切ってできなくなります。そしてまた怒鳴られるという負のスパイラルに陥ります。
絶対に怒鳴らないでください。場の雰囲気も悪くなりますよ!
「どうして~かな?」と意見を聞く
トンネル。指導者が一番「あちゃ~!!」と頭を抱える瞬間です。その時あなたはどうしますか?「何やってんだ!?」と怒鳴っていませんか?繰り返しますが、怒鳴るのはあなたのエゴです。
「今のゴロはどうしてトンネルしたのかな?」と考えさせて、意見を聞いてください。一緒に考えてください。間違えていれば、指導者、そこで正せばいいのです。考えさえることは次の気づきにも繋がります。
肯定的なコミュニケーションを
「何やってんだ!?」、いつも必ず登場する指導者の声です。野球やってんですよ、選手たちは。「それはこうすればうまくいったんじゃないかな?」常にポジティブ、ポジティブで。
「それってどうやったの!?」とほめる
どんなに下手(とはその選手の前で言ってはなりませんよ!)な選手でもすごいところはあります。そこを徹底的にほめてください。
そして「それってどうやったの?」と選手の意見を聞いてください。それを他の選手が真似できるような環境を作ることも大事です。その子は必ず次から他の失敗も克服できるようになります。
評価や目標は具体的に数字で示す
「うーん、今のはどこどこが良くなかったから40点!今度ここをこう直したら80点だな!」
「試合中に一人3回、レフト(三塁側ベンチだったらライト)に聞こえ大きな声で応援して!」
具体的に数字で示すことが大事です。「声を出せ!」「今のはダメだ!」では選手は理解しません。
想像できるような指導をする
「わきが甘い」、「体の開きが早い」、私たち指導者には何のことか理解できますが、選手には理解は出来ません。「わきの下にタオルを挟んでいるつもりで。」「足をピッチャーのほうに踏ん張りなさい。」
あー、そういうことか、と考えて描けるような指示を出してください。
ほめまくる
これは私のやり方です。その選手が失敗しても怒らない、出来た時、もみくちゃにするくらいにほめます。これをすると「あー、こうすればほめてもらえるんだ」と自然にその形が身についてきます。「グラブを立ててゴロを受けなさい」、これだけ言っておいて、出来た時に「おー、それだー!!やったー!!!」と大きく手を挙げて、いかにも自分ができたように喜びます。次から必ず同じことをやって、私を喜ばせてくれます。(そこでいちいち「やったー!」と言わないとならないのはつらいです。アシカに芸を教えているような気分になります・・・。)
「~するな」の指導をしない
これは私が敬愛するスポーツメンタルトレーナーの岡田健太郎さんの言葉です。
「エラーするな」「三振するな」、この「するな」がミスを誘発します。
しっかり振ってごらん、堂々と守って!、ボールから目を離さないで!、と言いながらも、選手はエラーします、三振します、トンネルします、その時は「次行ってみよう!」(いかりや長介ではありません)です。そして試合が終わった後で「なぜ~だったの?」形式で選手たちに自分たちで答えを求めてみてください。
コミュニケーションは絶やさない
どんなに致命的なミスをして、選手交代したとしても、その選手とは必ずコミュニケーションを絶やさないでください。「ボールボーイ、頑張れ!」「応援頼むぞ!」
必ず、自分は気にされているんだという気持ちにさせてください。
最後に、
笑顔を絶やさない
これも私のモットーです。指導をするときは笑顔で指導します。そして一緒に落ち込んで、一緒に喜びます。
もう一度言います。
プレイ・ファースト、プレイヤーズ・ファースト
子ども達には楽しい野球をいつまでも続けて欲しいと切に願います。



