トヨタの北米工場の操業停止が拡大しそうな感じです。震災の影響が世界にも及び始めた、という報道がありました。質問です。
もしあなたがビジネスの責任者で、被災だけではなく、廃業などで仕入先を失った場合、情緒や同情は別にして、どう対応するでしょうか?
私がその立場であれば、新しい取引先を探します。仕入が無くなったからと「じゃ、再開するまで作らずに待ちますよ」という馬鹿なビジネスマンは居ません。
トヨタは日本の企業ですから、日本の仕入先にかなりの割合で依存しているだろうと思います。復興支援と勘違いしているかも知れませんが、それはGMやフォルクスワーゲンのようなグローバル企業でも同じような話になるでしょうか?
もし日本の取引先から供給が止まった場合、新しい取引先を日本以外に見つけるだろうと思います。技術力や価格帯が出来るだけ似通っている企業を探す、もしくは、その部品を使わないように設計や仕様を変えるかも知れません。既存の仕入先に供給可能か聞くだろうとも思います。放射能汚染の可能性がある日本から、いつ生産が再開するか解らない部品を待つより、自分達の製品を待っているお客様を待たせる事の方がリスクは高いです。
かなり厳しい言い方になっていますが、世界は待ってくれません。トヨタがグローバル企業になり切れない気質はここにあるのですが、こぞって『日本の代わり』を世界が日本以外に求めるようになると、日本の技術力は完全に立ち遅れます。それ以上に日本の技術力程度は身に付けてしまう世界企業を生む可能性も充分にあります。
日本ブランドの売りは高い技術力です。それが世界は拡散する可能性が出て来ました。
今や日本は世界経済からは完全に蚊帳の外、ニュースに挙がるのは放射能と賠償金の話だけ。
日本の復興は、完全に秒読みに入りました。東京電力は自社内、自国内だけでの解決を『模索』するのではなく、海外からの協力をもっと拡大して、秋前までには賠償金も含めすべてを解決させないと日本は完全にしぼみます。
