本日の経済ニュースあたりから、何となく雰囲気が変わって来ました。

今までは悲壮感が強く、ニュースにも情緒が強く現れていました。

「日本はこんなに可哀想なんですよ」
「こんなに支援を求めているんですよ」

という、アピールに近い内容が多かったと思います。「こんな状態だから仕方が無い」という、海外での日本に対する言われ方を黙認していた嫌いもありました。

みんな必死なんですから、当然といえば当然です。

それが、情緒に左右される部分が弱くなり、日本が経済的にどうやったら生き残れるのか、情報や指示、それの操作も含め、どのように系統化されるべきか、そういう『現実直視』の状態に入って来たと思います。

円が急に(何もしてないのに)85円になっているあたりから、まず、日本が経済的にどう評価されているのか、現実を見た事になります。日本は売られていて、『売れない』国になっています。

支援、救済という人の心を操らないと何も出来ない部分と、経済復興というお金が無いと何も動かない部分、国際的に完全に解離して判断されているのが明らかです。

世界も、「助ける必要があるなら考えるけど、基本は自国内で」というスタンスですから、株式の買い上げやODAの切り詰めなど、更に一歩踏み込んだ対応が、国内でも始まりました。

また、闇雲に輸入の禁止をしないように海外に働きかける動きがあったり、国内での原子力発電所を中心とした情報統制に対する評価も一段と厳しくなっていたり、そういう様相も伺えます。

世界はそれでも経済不況のど真ん中です。何となく兆しが見え始めたかな、という状況ですが、ユーロ不安はまだ残っています。石油価格もまだしもうなぎ登り、新興国の勢いは止まっておらず、コーヒー、小麦、とうもろこしなどの高騰はいまだに続いています。

日本の震災はそんな中で起きた訳ですから、今は日本の真の力が問われる時期です。本当に本気で経済復興を考えないと、骨折に充分な処置をせず放置した時のように、ものすごく変な形で日本経済は形成されてしまうでしょう。