相変わらず原子力発電所の問題が言及されています。だんだん、こればっかり追いかけていても何の進歩も無い事が解りましたので、最悪の事態を常に意識した状態で、しばらく話題から外すことにします。(はっきり言って疲れた・・・。)

震災前の日本がどういう状態だったか、もう一度見直した上で、現在の景気動向指数が35ポイント(標準が50)という史上最悪の経済状況から日本はどう這い上がるか、真剣に考えないとなりません。

震災前は、TPPの参加の是非が強く叫ばれていた時期でした。農業の保護についてどうするのか、まだはっきり決めていませんでした。放射能汚染により国内だけではなく海外でも農産物が受け入れてもらえなくなった今の状況は、TPPの現実を、試験的に、何が起こるのかを知らしめているような気がします。日本の農作物が全く買われなくなり、海外製品ばかりが日本に入って来る。組織的、企業的に価格の国際競争を行うか、今のように巨額なバックアップを政府が行うか、どちらかしかないと思います。

自動車産業にも明るい兆しが見えてきた頃でもありました。電気自動車だ、ハイブリッドだ、太陽発電だ、そういうエコに絡めたプロモーションを各社がおこなっていた時期でもありました。今は工場が廃墟となり、部品の調達がままならなくなっています。特にその製品の『キモ』となる重要な製品・・・。一部では「技術力を保護する為にわざと国外に出さなかったのでは?」という声もあります。重要であればあるほど、たくさんの意見や閲覧を許すべき、と私は考えます。(GoogleのAndroidやLinuxと同じ。)資材的にも地理的にも『一つの場所でないと作れない』というのはつくづく馬鹿らしく思います。

小売は中国パワーに依存しまくりでした。今は中国は受け入れてもくれない、日本に来てもくれないという『窒息』の状態です。これについては私は昔から言い続けていました。『国内のマーケットをもう一度見直せ』と。それが充分に出来ず、マーケットそのものを日本人から中国人に動かし始めていた百貨店は、私が嫌いな高飛車業界だけに、私は「ざまみろ」と言いたい。この状況で「客は勝手に来てくれる」と、まだあぐらを組んだ状態の経営であれば、私は社長自ら被災地でボランティアしてお金と人の大切さを知るべきだと思います。

日本の経済はいろいろな方向転換を図ろうとしていた時期であったため、今回の震災は企業内にかなりのパニックを引き起こしています。

もっと腰をじっくり据えて、今後の見通しを立てる時期に来ているのでは、と思います。『売上、売上!』とは今は言えない時期です、本当に・・・。