震災以来、物的生産の凍結や停滞、輸送路確保の困難、電力や燃料の不足、あらゆる目に見える要因により、日本の経済は完全に破壊されました。

また原子力発電所の事故の影響も多大で破壊による経済の問題以上に国際的な影を落としています。

イギリスのブリティッシュ航空は乗務員に放射能検知用の機器を配布しているようですし、ロシアは日本の海産物の輸入を禁止しました。世界中では「日本全土が危ない」と言われてしまっており、成田向けの顧客だけでなく、九州の海外観光客も激減している状況です。

国内でも市民は毎日報道される被災地の様子や原子力発電所の状況を食い入るように見つめ、明日の停電や電車の運行状況を気にする、そんな毎日が続いています。

facebookで海外の知人と話すと、必ずお悔やみの言葉、「何か出来る事はないか?」と言われます。私は直接被害を受けた訳ではありませんが、彼らの暖かい気遣いに心が和らぐ想いです。それと同じく、自分達の生活環境の話ももらい、いかに日本は恵まれた国だったのか、再認識します。停電や電話線の切断は当たり前、水も慢性的に不足しており風呂水はトイレと洗濯の水と同じなど、普段の生活でも震災並の苦労を強いられている場所もあります。

彼らは「それが自分の日常だし、普通と思っているから大丈夫」と言います。

日本人にそれを真似しろと言われても無理ですし、今までの生活が基礎になっていますから、明らかに不便となりました。震災被害、放射能、停電、道を歩いても実質暗いし、うちに帰っても電気がつかない、ラジオやケータイで情報を得ますがすぐには充電出来ない、精神的な磨耗が多く、お祝い気運も飲みに行く気分も沸いて来ません。

海外でさかんに言われている日本に対する危機や危険は、海外での情緒的判断に基づく部分も比率として高いであろう事は記事を読めば見て取れます。

今、国内で起きている極端な消費の低迷は、このような状況から起きている『情緒的』経済降下である事は明らかです。正直、何を信頼して生活すれば良いのか、全く見当がつきません。

今までの政府の対応は全て後手でした。このような情報統制に関しても同様です。開示すべき情報をタイミングを読んで配信出来ていません。

日本国民は既にテレビで流れる情報を信じてはいません。ソーシャルメディアで流れる情報のみを真実と捉え始める人もいます。原子力発電所の一件に終わりが見えるまで、世界中での『情緒』を主体とした判断は収まらないであろうと思います。