一部ではソーシャルメディアの脅威を語られたエジプトの反政府デモ、それに伴うムバラク大統領の退陣、アメリカでは歓迎ムードが強く、株価や原油価格にすぐ反応がありました。

まだエジプトでは混乱が収まっていない様子、私含めかなりの方は、火種が残っていると感じていると思って居られると思います。

この何十年、ムバラク大統領の独裁が続いていた訳ですが、エジプトはアメリカからのバックアップを受け、アラブ諸国を『繋げて』来たのは事実です。その象徴的存在がムバラク大統領だった訳です。

アメリカの後ろ楯を失い、ムバラク大統領も退陣、今まで繋がっていたアラブ諸国はその『たが』が外れました。これだけ国際的な批判を受けながら、ムバラク大統領が辞めたがらなかった理由は解ると思います。一部では巨万の富も報じられていますが、それが原因ではないと私は考えています。

私の感触では、より常軌を逸していたのはムバラク大統領ではなく、エジプト国民であったと思っています。ムバラク大統領が退いたことで、国民が失ったものは大きかったです。

今は安堵感もあり、一時的に株価や原油価格に落ち着きがありますが、これは一時的な事でしょう。そのうちサウジアラビア、リビア、シリア、ヨルダン、各国に飛び火するでしょう。また便乗して、あまり関係ない民族紛争も起きかねないだろうと思います。

既にイタリアへはチュニジアの難民が何千人と押し寄せていますし、アルジェリアでは反政府デモが長期化する話も浮上しています。イラク、パキスタン、色々なアラブ(イスラム)の国で政治に関する話題が出始めています。

エジプトの新政権がイスラエルとの平和条約を遵守することを受け、イスラエル側に良い反応が出ています。が、ムスリムの方はユダヤ人を基本的に嫌いです。

大変危険な状況です。もしかしたら大きな戦争も起きるかも知れません。

向こう半年はアラブ諸国は注意が必要、一連の投資も差し控えるべきだと思います。(その分、買いも今、という事にはなるんですが・・・。)