日本は原料のほとんどを海外からの輸入に頼っているため、海外での生産量やその価格で、簡単に国内経済が左右されます。

昨日の夜のテレビニュースでも大きく取り上げられていましたが、世界的な原料価格の高騰が深刻化しています。[記事へ>>

確か昨年だったと思いますが、ロシアで干ばつのために小麦が不作となり、その上輸出禁止の措置まで取られ、[記事へ >>]やっと落ち着いて来て一部では『元に戻す』と言われた小麦の価格は、その為に今でも据え置きになっています。カップヌードルの価格も結局値上げになった2006年のまま、価格でいうと165円(通常サイズ)のままです。

リーマンショックが起き、先進国はことごとく不況に陥り、『新興国』と言われるBRICSを中心とした国が人口、安い賃金、定着した技術力などを背景に急成長、いきなりお金持ちになった人がたくさん出て来ました。

最近ではコーヒーの価格が高騰、UCCやキーコーヒーは価格を上げることを既に決めています。[記事へ>>]綿花、ガソリン、砂糖、大豆・・・、次々と『キャッシュクロップ(Cash Crop)』(口にするまで加工を必要とする農産物。他にはコショウやタバコ等。)が高騰しています。

大方の理解は、新興国での需要が増えたから、と言われていますが、私は違うと思います。人口がいきなり増えた訳でもないですし。

大規模な投資です。いきなり金持ちになった人口が増えた、と前述しましたが、彼らはいきなり金持ちになってしまったために、お金の使い方が良く解っていません。資産運用の方法も理解していません。金持ちらしいお金の使い方が解らない為にあれやこれやと目につくものからお金を使います。先日は中国で999台目のフェラーリが納車されたというニュースもありました。[記事へ>>]日本では不動産が中国人に売れまくっています。

原料は先物取引で大量に買われ、いきなり価格が高騰したと思われますが、私は世界的な経済状況の上昇に伴って、徐々に解消されると思ってます。

が、問題はそれまで、解消されるまでどう耐えるのか、です。

このまま高騰が続くと確実に製品全体の価格が上がります。経済的な向上が見られず、ある意味デフレが歓迎されている日本では、確実に消費者市場がしぼみます。だからといって企業は価格を下げようにも下げられない、大変良くない循環が起きます。

その反面、長期契約などを行って価格を安定させている企業にはかなりのメリットがあります。その影響でバッタバッタと会社が倒産するだろうとも予想出来ます。もしかしたら戦略的に対応が早かった企業や大手しか生き残らないかもしれません。

『危機は運機』
こういう状況が起きると、必ずそれを逆手に取ったビジネスが始まります。

簡単なのは「代替え品の製造・販売」です。各食品メーカーは今そのタイミングを逃さないように、必死で商品開発をしていることでしょう。

さて、最初に何が登場するか、大変楽しみです・・・。(いちおう、今回はアイディアは出さないでおきます。)