恋日やがて来る冬は厳しく凍える指の感覚とともに私の気配もうすらぐ日に思い出さるるは夏の力強い日差しではなくあの日のあなたの熱であるやがて来る冬は厳しく降る雪に耳をすませ静寂に恐れを抱き眠る今宵思い出さるるは春の舞う桜吹雪ではなくあの日のあなたの綴である幾夜と朝を恨みしかさてもと己を呪いしかしかし世界は美しく秋の日の夕暮れに金色の埃が舞い喧騒は時に音楽であって涼やかに吹き抜ける風とたおやかなあなたの笑顔があるその日世界は美しい