キノヲ
午前二時
歯ブラシをくわえた来客
明け方
眠気に耐え切れず
布団に潜り込む
どの位経ったのか
シャッターが開く音がして
慌てて飛び起きる
まだ7時半、幻聴
基本的欲求に打ち勝つと
心と体が至極心地好い
ずっと続けば善いのに
希望より虚ろな本能が強くて
ストイックになり切れない
珍しく朝からちゃんと学校
お昼はさんにんでかむくら
食後の一服で
紅い箱と淡いノヲトを戴く
帰り道は青い空に斜めから差す陽
其れを冷たい空気が中和していて
春の匂いがする
桜なんて見れなくても善いからと
嘆き躊躇っていたけれど
やはり春が一番好きな季節みたい
人混みの中に溢れかえる黄色いヨシズミ
夕方旧友と奈良カフェへ
マサラティと云う名のチャイを戴く
何となく始まった
お互いに違う
あから始まる人の話
悔しい事に惨敗
来週はもっとゆっくり
負けじと惚気ないと
エレベータで太田総理とブッキング
咄嗟の判断で温かい手に触れる
家に着くや否や
母親に報告と 称した自慢
切った夜風が冷めたかったから
手羽中で出汁をとって鍋
もっとお料理上手になりたい