律
歯止めの利かない不安感、
不安定、足下が覚束ない
またあの人に泣いて縋る
私の思考や言語が
伝わるわけがない
そんなことは
百も承知
唯唯雨垂れを零し
喚く事しか出来ず
また呆れさせる
互いの罵倒で
ぷつんと意図を切る
目頭の蛇口が閉まると
衝動に駆られ
半月振りの漆を走らせる
小慣れた態度で物色
家に着くのも待てず
漕ぎながら頬張る
家に着くや否や詰込む
大して噛まずに
淡々と飲み込む行為
最後の一口は飲み込まず
白い陶器に吐き出す
奥まで這わせた指を
緩やかに滑らせる
あなたと
何度となく食べた
朝食の味と香りを
あたしは今汚してる
あなたと
何度となく夢見た先が
黒い雲に覆われてく