松尾芭蕉の句

風ノ旅ビト

この道や 行く人なしに 秋の暮れ

 

 

昨日から、ゲーム『風ノ旅ビト(原題:Journey)』に夢中です。

私のとても好きなゲームなのです!

久々に触ってみたら、やっぱり楽しくて、少し寂しくて、悲しくて…。

 

このゲームでは、プレイ中に同時に一人だけ、オンラインで同じチャプターをプレイ中の人とランダムにマッチングする仕様があります。

とても優しい(難易度的な意味ではなく、雰囲気が)ゲームですが、心がしんどい時は、オンラインで生身の人間とマッチングしていると思うだけで、少し怖かったこともありました。

けれど、元気になってきた今では、言外で気持ちが通じたり通じなかったりすることを「それもまた良き哉」と楽しめています。

 

 

佇む風ビト

 

 
 

えっと…とても手抜きな絵になってしまいました。

また紙を無駄にしてしまった…。でも描いていて楽しかったです。

 

ピンクの砂漠、遥か向こうの高い山を目指しています。

赤いマントとスカーフのひとは、このゲームの主人公で、風ビトと呼ばれています。

周回し条件を満たせば、白いローブになることもできます。その場合は白ビトと呼ばれます。

 

ゲーム内ではこの風ビトさんは不思議な力で飛翔するのですが、その能力を応用することで、尋常でない高さまで飛ぶことができます。

私は、その飛ぶ練習を始めました。

 

 

I Was Born for This

 

このゲームのエンディングには「I Was Born for This」という曲が流れます。

この曲の歌詞は色んな言語で綴られているらしくて、その中に日本語も含まれています。

それが「この道や 行く人なしに この道や 秋の暮れ」という一文です。松尾芭蕉が最晩年に詠んだ句を元にしています。

 

「この道や 行く人なしに 秋の暮れ」

現代語訳すると「秋の夕暮れ時に、この道を行く者は全くいない。道を行く私は何と寂しいことだ」という意味だそうです。

良い句ですよね。

 

ネットで簡単に調べたところによると、芭蕉の「後継者のいない俳諧の道に対する孤独感、そして誰もいないところにたどり着いたという誇り」が表された句なのだそうです。

背景としては、芭蕉の提唱した「不易流行(いつまでも変わらないものも、時代に応じて変化しているものも、本質は変わらない。という意味)」の考えが、当時なかなか理解を得られなかったと伝えられているそうで、それでも「I was born for this」と芭蕉が言っていたとすると、とても感慨深いですね。

 

女声の外国の方が歌っているので、発音が怪しいのですが、よく聴けば確かに日本語の歌詞だとわかります。私はこのエンディング曲を聴くときはいつも歌っています。

 

私はこのゲームはまさしく“人生”だなぁ…と思っています。

 

 
 

8月25日