安定期が過ぎても悪阻が落ち着くことはなかった。休みの日は出来るだけ彼女の望むように徹した。しかし『何でも良いから弁当を買ってきて』と言われ喜んでもらおうと一番豪華な天ぷらの弁当を買ったら『私が天ぷら嫌いって知らないの?』とか『今すぐ牛丼が食べたい。』と言われたらすぐにすき家に走り急いで帰ったら、『牛丼は吉野家でしょ?そんなことも分からんの?』とか言われたけど、とにかく妻と我が子が大事で期待に応えられなかったことへ罪悪感があった。更にたまの休日であっても呼び出されて休みが吹き飛ぶことも多々あり、それに対しての休日出勤扱いにもならなかったせいで頭が上がらない状態でした。今となっては明らかに嫌悪されているのに気付いていなかった。