少し前にニュースでやっていたのですが、とある小学校で教員の引率で一斉下校をしているという取り組みを知りました。
私が小学生の頃にも似たような取り組みがあったので、ついそのことを思い出してしまいました。
この小学校も私の小学校も、どうして教員同伴で一斉下校をするのか。
それは児童が事件に巻き込まれるのを防ぐためで、それだけ物騒な世の中になっているということなのであまり歓迎すべき事態ではないのかもしれませんが…どうしてもこういうニュースを見るとほっこり?します。

私の母校では教員の引率の他、保護者による防犯パトロール、地域の大人による見回り、パトカーの巡回も並行して行われていました。
それだけ多くの人が監視の目を光らせ、沢山の人に見守られていると思うと安心しましたし、地域と保護者、学校、駐在所が連携をとって繋がりを密にしているのが好きだったのです。
不審者情報が学校に寄せられると、教室で口頭注意、保護者や近隣住民へメールですぐに連絡が行くなど、変質者対策が特別厳しかったように思います。

ただ、少々過敏になり過ぎるきらいがあり、ちょっとでも動作が不審な人物がいるとすぐ連絡されてしまうのは嫌でした。
下校途中でよく会う顔見知りのおじさんが不審者扱いされたのは心が痛みました。
学校に連絡が行った翌日から、下校班の子供達がおじさんを見て嘲笑したり、保護者や教員達も彼を避けるようになったのが嫌だった。
保護者や教員の立場からすれば、子供達を守るために仕方なく、といった面もあったのかもしれませんが、周りの子供達が露骨に馬鹿にしたり茶化すのを見るのは怒りしか湧かなかった。
それ以降おじさんの顔を見なくなりましたが、今どうしているんだろう。
確かに挙動不審というか、少し変わっているとは思いましたが、みんなが警戒したり馬鹿にする程悪い人じゃなかったのですが…


あと一斉下校好きだったんですが、学校で居残り勉強出来ないのは凄く不満でした。
ドラえもんでのび太が教室に残されて勉強しているのと見て、居残り勉強させられることに憧れていたので。