正直、どこぞのバラエティ番組のようにスカッとする内容じゃありません。
こんばんわ、りっくんです。
ストライクバック①の続きです。
みんなに伝えたのは、旧ジムちゃんからの情報と新ジムちゃんの証言。
二人共通してるのは、今、働いてる分の給料は出ない。
それで、俺はみんなにどうしたいか?聞いて回った。
みんなの意見をまとめると、社長の話が信用できないから、
・3/1から働いた分を手渡しして貰いたい。
・その後の分は、日々、日払いで貰いたい。
の二点となった。
そして、俺は、みんなに「3/10の給料が振り込まれてるのを確認してから、社長にこっちの要望を伝える」と話した。
社長の性格を考えると、意見すると、「ワシに反旗を翻した」になるに決まってる。
もし、3/10の給料日(2月に働いた分)に、給料がちゃんと振り込まれてない場合、その給料までもなくなる可能性がでてくる。
そして、今朝、朝一でコンビニに寄り給料を確認。いつもより少ないが、2回有休を使ったから、まぁ、こんなもんだろ。うちは有休でも皆勤手当が無くなる。
そして、会社に着いてから、俺だけが意見しても意味がないから、もし賛同するなら、一緒にこの場にいてくれ。そうじゃなく、社長の言う事を信じるなら、8時になったら、いつも通り、作業して欲しい。と、みんなに伝えた。
社長を待ってる間、やり残した事が無いか、思いを巡らせていた。
火曜、水曜と旧ジムちゃんに何度も事情を説明して、何があっても、みんな(もちろん俺も!)の退職を会社都合の退職になるように話もつけた。
倒産直前の会社は、口うるさくないとこの支払いは遅らせている事が多い。下手したら雇用保険等も払ってない可能性がある 給料明細では払った事にしてても。それも間違いなく支払ってるのかも確認した。
実は、叔父が弁護士で、相談もしていた。
叔父の話では、切羽詰まった人間は何でもする。信用できないから書面をって言ったらいくらでも書くし、倒産なら、すぐに破産するだろう。そうなったら、手も足も出ない。すでにその手続きが進んでるハズだ。
法律的には事前予告なく解雇の場合は一カ月分の給料を請求する権利があっても、お金が無かったら、結局、支払えない。一カ月分くらいの給料で、裁判とかは、コストも労力もかかるから、現実的じゃない。最良の手は、すぐに見限って次に進むこと。
社長がどう出るか分からないが、まぁ、こっちの要望を受け入れるハズはない。
叔父の話を思い出しながら、みんなに伝える。
「俺は、みんなの代表として社長と話すと決めた時に、3月に働いた一週間分くらいの給料は捨てるつもりだし、社長の性格から、俺らはみんな退職扱いだから、日当って言っても正規の報酬じゃなく、アルバイト代の計算になるかもしれない。それでも良いと思うのも、それはアカンって言うのも、それぞれだから、それは各自で判断して欲しい。俺は、社長の性格では、『よし、分かった!』とは言わないと思うから、『4/10に振り込む』って言われたら、分かりましたって答えて、そのまま帰る。社長の言葉を信用して残るのも、そのまま帰るのも、それは各個人の自由だから。」
その数分後に社長が出社して来た。
つづく