まだ横アリ初日2曲目なのにダラダラと書き込んでしまった(^_^;A
もう20日以上たってるのに私にしてはよく覚えてる
それだけ強烈なライブだったってことか
BABYMETALの彼女達はとても魅力的だ
素質と才能に溺れず常に努力して最善を目指す
素晴らしい!
だけど多分メイトの多くは
BABYMETALにそれ以上のものを感じ求めてる
例えばバンド世代のオッサン達にとって
BABYMETALはヒーローに近い存在だ
いやヒロインかな?σ(^_^;)
確かに個人的に好感度の高いライブだった
ただ疑問に感じるところもすぐに気が付いた
神バンドがマスクを付けている・・・
うーん
神バンドに関してはあいかわらず外様扱いのようだな
まぁ最初からBABYMETALは彼女達なんだけど・・・
神バンドもサポートなんだけど
FOXGODの伝承に盛り込んだ神々なので
見る側にとってはチームBABYMETALとしてセットなんだよなぁ
今までも才能と実力を持った日本のバンドが
何組も世界へ挑戦してきた
その度にバンド世代のロック野郎どもは
世界の壁をぶち抜いてくれることを期待した
だがまだ当時は海外のロック界に活気があり
言語を英語に変え同じ土俵で挑むと
一部には熱狂的なファンを得たが
日本にもロックできる奴等がいるあたりで
そこから先へなかなか進めない
中々日本のバンドとして
認識させ誰をも熱狂させるまでにはいけなかった
時代の偏見にも邪魔をされてたかもしれない
ロックだけでなくポップスでも同じだった
誰もが英語を学び英語で伝えようとしてた
だがどうしてもネイティヴの中では
1部に染まる程度で海外進出成功とは言えなかった
もう日本人じゃ突き抜けることはできないかもしれないと
ほぼ諦めてたのかもしれない
そんな中で向こう側から興味を持たれたユニットが現れた
なんとJpopをメタル調で日本語で歌い
しかも振り付けて踊ってしまう女の子たち!(笑
女の子たち?
そう日本人でも驚いた
最初はカラオケに合わせて口パクだった
だがやがて生で歌い
ついには生バンド、しかも凄腕を集めたバンドを背負った
その凄腕のバンドの轟音にも負けないヴォーカルと
可愛いパフォーマンスのギャップ萌え
最初は馬鹿にしていたメタラーも
確かな技術と斬新だが大御所を
リスペクトしたアレンジの楽曲の面白さに気づき
やがてはギャップ萌えに巻き込まれて沼に落ちていく
その噂は口伝えで広まっていき
あれよという間に武道館2Days
そこで世界ツアーの発表され誰もの度肝を抜いた!
海外でも受け入れられるのだろうか?
そんな心配はよそに彼女達は突き進んでいく
仏国と独国での単独ライブを熱狂させ
なんと英国の Sonisphere Festival に出演!
当初は小さなステージでの出演のはずだったが
その広まっていく話題を見て運営が決断する
欠員が出たメインステージへ大抜擢!
日本の子供がメタルでパフォーマンスするという
奇天烈なステージを見てやろうと
続々と集まる本場のメタラーたち
そんな中でライブが始まる
いきなりヘビーな爆音と共に
BABYMETAL DEATH!!が始まる
少女達は現れたが歌わず自己紹介のパフォーマンスだけ
それにそぐわぬ神バンドの確かな演奏
子供を使ったコミックバンドとバカにしていたが
目にしたメタラーたちは度肝を抜かれ唖然と立ち尽くす
そんな彼等を気にもせず
続いて始まったのはなんとギミチョコ!
日本のメイトでも一度は拒絶したと言われるほどの
トリッキーな楽曲
何とも奇妙な伴奏が始まり
目を白黒させていると突然サイドの女の子が歌い出す?
あ~たたたたたたたぁ~た たぁ~たたたたぁ~た ずっきゅん!
あ~たたたたたたたぁ~た たぁ~たたたたぁ~た どっきゅん!
ずきゅん! どきゅん! ずきゅん! どきゅん!
マダマダマダマダ ネバネバ NEVER!
みんな何事?
と、きょとんと見とれるだけ(笑
だけどSu-METALが歌い出すと
キャッチーなメロディに誘われ体が乗り出す
もうBメロになる頃には曲の感じがつかめたのか
メタラーの顔に笑顔が浮かんでくる
メタルサウンドなのにハッピーになれる
これは欧米では誰もやらなかったというか
タブーとされていた
いや、思いもつかなかったようだ
だが見て聴いてみるととてもいい
新感覚のミュージックに触れた気がしたらしい
ここで一度彼女達は掃けてしまう
またもやメタラーたちは?となるが
間髪入れずに神バンドが仕掛けていく
初っ端からLedaの速弾き
とてつもない技術にあっけにとられる
続いて素人が聞いてもおかしいことをやってると思う
小神の変態プレイ(笑
もう何が何だかわからない
ゆっくりからの速弾きタッピングでBOH神が
なんだあいつ?ベースでタッピングの速弾きしやがった!!
と喝采を浴びる
続く青神はまだこの頃は見せる技ではなかったが
正確で粒のそろった音をキッチリと聞かせる
何だこいつ等?
これほどの腕を持ちながら
何でアイドルのバックをやってるんだ?
何処のビックバンドに入ってもやっていけるじゃないか?
そんなことを思わせる技術で魅了する
すかさず
はい! はい! はい! はい!
と元気な掛け声を上げながら彼女等が再び登場
Catch me if you can を歌い始める
ちょっと芝居ががったかくれんぼの歌
少女達の可愛さに再び顔がほころぶ
だが耳では爆音の演奏が続く
このミスマッチが心地いい
いつの間にか体が自然にリズムに反応している
それがどんどん広がっていく
つぎはメギツネ
これぞJAPANミュージックという感じがする楽曲だが
のっけの
たららったらん♪ それっ! たららったらん♪ それっ!
たららったらん♪ それっ! それっ!それそれそれっ!
これで一気に乗せられてしまう
場内が一気にお祭り騒ぎだ
Su-METALの若いのに確かな歌声は
おもわず聞き惚れてしまうほど魅力的だと
皆が気付き始める
高音の突き抜ける感じが特にいい!
良い感じに乗せといてそこから一気に
サクラサクラのブレイクダウン!
意表を突かれたオーディエンスは
その斬新さに魅せられていく
面白い!
この子たちは面白い!
日本語は解らないし聞いたこともないメロディは
斬新だがキャッチーで耳に残る
どんどん歓声は広がり
ついには見渡す限り人で埋まっている状態に
メインステージとはいえ2番手でまだ日も高い時間帯
普段ならガラガラでまばらな観客でにぎわう程度なのに
場内まるでビッグスターの演奏を見てるがごとく
もう後方まで人で埋まって大盛り上がり
4-5万人はいたと言われている
運営側でも想像を超えた展開で驚きを隠せない
そして伝説とまで言われている
イジメ・ダメ・ゼッタイ!へ
オープニングの紙芝居の映像で
歌の意味を枯れていくメタル界に照らし合わせ
つたないSu-METALの英語で説明していく
途中METALLICAのカークとの記念写真の模写で笑いを誘い
なんと本場のメタラーに向かって
「本物のメタルを教えてあげる」と
Wall of Death を煽る!(笑
ノリの良いメタラーたち
Wall of Death! Wall of Death!と掛け声を上げながら
スペースを広げていく
やる気満々である(笑
Su-METALが
るるるぅ~ るるるぅ~
と歌い出すと身構えるメタラーたち
本来ならSu-METALの
あああああああああああああああああああああああああああっ!
という絶叫からWoDが始まるのだが
なんせ殆どのメタラーがBABYMETAL自体が初見である
そんな流れを知るわけがない
ギターが序盤の激しいリフに代わると
我慢ができずおっぱじめてしまう(笑
うおおおおおおおおおおおおっ!!
ガタイの良いメタラー達が激しく体をぶつけ合う!
だがいつもの厳つい顔を顰めながらのWoDではなく
何故かみんな笑顔のWoDなのだ
心地いいリフに始まりIDZが始まる
爆音をモノともしないSu-METALの声が突き抜けていく
爆音をバックに2人の天使がフロントで舞い踊る
まさしくKAWAIIJPOPとMETALの融合
その奇跡の瞬間を体感してるメタラーたち
ありえないはずのタブーがこれほど面白く楽しいとは!
何処かで否定したいのだけれど
認めざるを得ないこの感覚
頑なに拒否するメタラーもいるが
今や少数派となっている現状を見れば
市民権を得たと言っていいだろう
途中神バンドの演奏が一瞬切れて
Su-METALのハイトーンが響き渡ると
口パクだろうと馬鹿にしていた連中も
その才能を認めざるを得なかった
終盤の変調からの追い込みは
もう一流のビックバンドの歓声と変わらなかった
時間差はあったがその映像を見た国内のメイトたちも
信じられないような光景を目撃していて
視線を奪われ何もできずひたすらモニターを凝視していた
私など感動して涙腺が緩みっぱなしだった
最後にいつもの
We are BABYMETAL!コール
集まったオーディエンスたちも大歓声で答える
やり切ったというような表情で笑顔で答える彼女達
やがて英国旗をもしたロゴフラッグを翻し
SEE YOU!と返して去っていく
彼女等が去った後も場内では We want more コールが連呼されてる
この歴史的瞬間は国内でも大絶賛・・・
されるはずなんだけど何故かメディアでは殆ど扱われなかった
大人の事情という奴か
やれやれ・・・(^_^;A
それ以降も数々の偉業を成し遂げてきたけど
マスゴミの扱いは呆れるほど変わらない
もてはやされるのは口パクお遊戯グループばかり
歌の人気ではなく握手券の人気で
歌のランキングが決まってしまうつまらん世の中だ
そう思うのは私だけではない
その証拠にあれほどあった歌番組など
口パクお遊戯グループやダンスグループばかり出すものだから
似たような曲ばかりで飽きられて殆ど消え去った
そんな中でアイドル出身だが
生歌生演奏で勝負してる
しかも実力で海外を渡り歩いてるBABYMETAL
もちろん彼女達の魅力と努力のたまものなんだけど
それをしっかりと支えている神バンドの存在が大きい
Sonisphere の奇跡も彼等の演奏があったからこそ起きたはずだ
DEATH!!やCMIYCなどでは
地元のメタラー達を唸らせたのは
先ほど書いた通りだ
私も毎回ライブに行くたびに神バンドの演奏も
楽しみの一つとしてワクワクしてる
だから彼女達と同じようにとは言わないけど
以前のようなソロパートや見せ場でのパフォーマンス
もう少し見せて欲しいなぁ
海外フェスなどに出るとモニターで
自然と神バンドを織り交ぜて我々を楽しませてくれる
やっぱりギターパートなどで
ギター演奏してる姿を映してくれると
盛り上がってくるよね!
アミューズも全くないがしろにしてる訳じゃないはず
都合が付けば大神・Leda神・BOH神・青神たちを
メインに使ってくれている
楽曲がどれも難しいし覚えるだけでも大変だ
それをライブで皆と合わせるのもまたひと仕事だろう
それでも毎回高いレベルで演奏してくれている
彼等の演奏、表情も含めて魅力的ですよね
そろそろコープスメイクもマスクも止めて
素顔でプレイさせてあげてもいいのではないだろうか?