ごきげんよう、女王様だ
今日もお読みいただき多謝
過去の散財品改め名品のご紹介シリーズだが、今日は時計をご紹介したい
Cartierのサントスガルベだ
特徴は2つある
①2001年アジア限定モデルでピンクフェース
②クォーツではなくオートマチックで自動巻き
女王様は、自動巻きか手巻き時計が大好物
理由は、時間という小宇宙を自分で動かし、支配しているような感覚を持つことができるからである腕時計という小さな枠組みの中に、人の叡智や最高の技術が時を刻むという小宇宙を形成するなんて、ロマンを感じるとともに、リスペクトを感じる
本当は時計師になりたかったぐらいだ
こんなこと言うと、大抵の人は、「何いってんの?!とうとう、ご乱心か?!」っていう顔をされるが、機械式時計は女王様にとって、それだけリスペクトを感じるもので、夢があるモノなのだ
お年玉で、最初に買った時計は、スウォッチのオートマチックだったしなそれが、こちら
今は王女が欲しがったので、お下がりにした
30年ぐらい経つが、一度油ぎれで直しに出しただけという丈夫さ
さて、サントスガルベピンクフェースに惚れた理由は①②もあるが、この年は、女王様ご成婚の儀が執り行われた年で、婚約指輪の返礼に夫殿下に時計を贈ろうと思い、最初はタンクにしようと思っていたのだが、夫殿下は腕がワイルドではないので、厚みのあるタンクが全く似合わなかったのだ
そこで、タンクより薄いサントスを試着してもらったところ、まぁなんということでしょう~劇的ビフォーアフターのように、とてもお似合いということで、婚約指輪の返礼にした。同じ時期に「まぁなんということでしょう〜」女性用のアジア限定モデルのサントスがあーるじゃありせんか
夫殿下とお揃い…結婚する二人に相応しい
欲しい
はい、買っちゃいました~散財の沼にダイブ
夫殿下は、お揃いに気を良くしてくれたが、女王様の散財ぷりを面白がってくれた大らかでとても良い伴侶を得た
そこから約20年だが、10年目にしてオーバーホールに一度だけ出したのだが、
ぶったまげたのだった
なんと、時計の中身全とっかえ、Cartierのポリシーで、パーツのみの交換はしないということ、おまけに文字盤が色褪せてピンクに見えなくなったので、文字盤(フランスからお取り寄せ)も交換となったちょっとカチンときたのは、最初文字盤は色褪せて白に見えたため、通常モデルではないかと勘違いされて、説明したが疑われた
引き渡しのときに店員さんから「製造番号を確認したところ間違いなくピンクフェースでした~」と言われ、「やっぱり疑ってたんだだから言ってんじゃん」とちょっとカチンときたが、お行儀よくして黙っていた
夫殿下に話をしたところ、「疑われた挙げ句、全身整形だね」と言って爆笑していた
ものに纏わるエピソードに事欠かない⌚だ
さて、最後になったが、このサントスガルベのいいところは、女性用の機械式時計は大きくなりがちだが、小振りでオンビジネスにおいては、悪目立ちせず、スーツに溶け込むこと、だけれどもそれなりの品格を湛えていて、相手への敬意とこちらの仕事への誠実さを示せることかと思う今もサントスはCartierのアイコンの一つで、ビジネスウーマンの時計としてとても使い勝手が良く、実用的だと思うし、資産価値としてもオートマチックを女王様はおすすめするぞ
絶対数はオートマチックや手巻きの方が少ないからな
ではまた、ごきげんよう
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