義務教育じゃないんだから、監督やコーチ、先輩が、
チーム全員を平等に教えてくれるわけがない。
その中でいかに自分のプレーを見てもらって、アドバイスをもらえるか。
これは間違いなく「教わる技術」だと思っている。
***
私は中学一年生の時、新しく立ち上がったバスケ部に入った。
部員は初心者の中1女子が24人。
正直、誰を試合に出したって変わらないし、
ひとりひとり指導なんてできっこない。
この環境で上手くなりたい、試合に出たい、と思って心がけたことは
①目立つ(もちろんいい意味で)
②教わる側の礼儀
の2点。
***
①人間の目は目立つ物の方へ行く。
声を出すなり、リーダーシップを取るなり、目立つ人を試合に出そう、
成長させよう、とするのは、贔屓ではなく自然な成り行き。
②礼儀をわきまえる、というのは具体的に言うと、
返事と感謝を伝えることと、教わったことを全力でプレーに活かすこと。
誤解しないで欲しいのは、決して媚を売れと言っているわけではない。
返事と感謝は当たり前として、
仮にも1年間コーチという役職に就いた経験から言うと、
教えた側が「教えてよかった、もっと教えたい」と思うのは間違いなく、
教えたことができるようになっているのを目撃した時。
自分が教える側になってみるとよく分かる。
もうひとつの必殺技は、自分から聞きに行くこと。
何かの瞬間に「あの選手はここを改善したらもっと良くなる」と思っても
言うタイミングを逃してそのまま忘れ去るパターンは、はっきり言って、よくある。
「今日の反省お願いします!」と聞きに行けば、そんなポイントを拾える。
さらに言えば、普段から自分に注目してもらうこともできる。
私がコーチをやってた時、毎試合反省をもらいに来る選手がひとりいて、
この選手には何か言わなきゃって意識しながら試合を見てた。
その分、彼女は上手くなるチャンスを増やしていたわけ。
***
以上に述べたことは、バスケットに限らず、どこの組織にいても同じこと。
私は今、大学院で研究をしているけれど、
この技術(というか礼儀)が著しく欠けているために、損している人をしばしば見る。
独力でグングン成長できればそれは素晴らしいけれど、
人の力を借りれば更に成長できるかもしれない。
もっとガツガツ、成長してみませんか?
