ラチェット&クランクのシリーズ紹介(2011年10月22日現在) | えんぴつの気ままにブログ

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アクションアドベンチャーゲーム「ジャック×ダクスター」シリーズやそれに関連する情報をなんとなく書いていくブログです。

ラチェット&クランク』シリーズの作品群を紹介します。
(前に書いた同名の記事をコピペ・一部修正し、新規投稿しています)

現在10作品が発売されています。(モバイル作品を含むと11作品)



※発売日は最初のバージョンが発売された日を書いています

1.『ラチェット&クランク』(PS2、2002年12月3日発売)

1作目です。後発の続編に比べサブタイトルのないシンプルな名前が印象的ですね。
最初これのCM見たときは「ジャックンに似てるなーこれ」というのが第1印象でした。そしたら案の定ジャックとラチェットは関連の深い作品だったんですね。
ラチェットとクランクの出会いから描かれるので本作未プレイのファンはぜひやってみてください。ただ、2や3に慣れていると、難易度が高く感じるかもしれません。



2.『ラチェット&クランク2 ガガガ!銀河のコマンドーっす』(PS2、2003年12月11日発売)

1作目からシステム面での変更点がいくつかあり、「ライフゲージ」や「武器のアップグレード」など、後の作品の基礎が作られたといってもいいでしょう。ただし『Jak II』と違い、作風は特に変わらず。
全体的にゲームバランスも良く、割とストレスなく進めるかと思います(私は終盤で苦労したんですが)。
何気にジャック×ダクスターネタが満載なので、ジャックファンも楽しめるかと思います。



3.『ラチェット&クランク3 突撃!ガラクチック★レンジャーズ』(PS2、2004年11月25日発売)

システムや雰囲気は2作目の丸々そのまま。2作目が楽しめた方はこちらも楽しめると思います。あと、「フェニックス号」というラチェットの行動拠点が存在します(今までは、一度行ったステージはほとんどの場合それきりおさらばでしたが、フェニックス号には何度も来ることになります)。
あと本作初登場のキャラは、ストーリー上後の作品で再登場するやつが多いですね。



4.『ラチェット&クランク4th ギリギリ銀河のギガバトル』(PS2、2005年11月23日発売)

ナンバリング4作目ですが、ゲームシステムはバトルオンリー、ストーリーも「ラチェットがとち狂った富豪主催のヒーロー殺し合い番組につき合わされる」という内容で全くの独立もの。それを考慮してか(?)ただの「4」じゃなくて「4th」(フォース)です。1作目~3作目の面影がほとんど無いので度外視するファンが多いですが私は割と好きです。殺伐とした設定ですが『Jak II』と違って軽快なノリがそのままなのはいかにもラチェットらしいですね。
私的には協力プレイで友達と一緒に遊べたのが面白かった。あとラチェットのコスチュームをいろいろ替えられるんですけど(『サルゲッチュ』のピポサルとかにもなれます)、協力プレイ限定でジャックの姿になれたことにめっちゃ感動的しました。



5.『ラチェット&クランク5 激突!ドデカ銀河のミリミリ軍団』(PSP&PS2、2007年6月28日発売)

ナンバリング5作目ですが何かが違う。まず機種がPSPだったこと、そして開発元がそれまでの作品を作っていたインソムニアックゲームズからその子会社のハイインパクトゲームズに変わったこと。
機種がPSPに移ったことや、過去作品に比べステージ数が少なくボリューム不足だったことで、幾度か批判を受けていますが、1~3作目の路線を逸脱していた『4th』と違い、“原点回帰”している点が評価されてもいます。
2008年7月3日にPS2への移植版が発売されましたが、グラフィックなどあらゆる点でPSP版のまんまだったことから「手抜き移植」と叩かれることに。



6.『ラチェット&クランク FUTURE(フューチャー)』(PS3、2007年11月11日発売)

さて、ここから作品の雰囲気が少し変わります。
開発元はインソムニアックゲームズに戻り、新たに「FUTUREシリーズ」の展開を開始、ということで5作目以上に“原点回帰”を掲げています。それまでに比べ壮大な演出が多いですが(BGMもポップな感じのものはあまりありません)、時折入るギャグのノリは昔のまま。
ゲームの雰囲気自体は2作目や3作目に近いと言われることが多いですが、個人的にはこれまでのどの作品とも違う印象を受けました。



7.『ラチェット&クランク FUTURE外伝 海賊ダークウォーターの秘宝』(PS3、2008年8月21日配信開始)

『FUTURE』と来月発売予定の『FUTURE2』を繋ぐストーリーとして、オンライン専用販売という形をとったプチ作品。プレイステーションネットワークからPS3に直接ソフトデータをダウンロードします。
定価1,500円と割安。その分ステージも少なく、ストーリーも短いので、案外あっさり終わってしまいますが、外伝なので妥当な内容ではないでしょうか。



8.『クランク&ラチェット ㊙ミッション☆イグニッション!』(PSP、2008年11月20日発売)

クランクが主役のスピンオフ作品(ジャックでいうところの『Daxter』ですね)。「㊙」が読みづらいかもしれません(サブタイトルの読みは『マル秘ミッション☆イグニッション!』です)。FUTUREシリーズの展開で壮大な作品が主流の中で、旧作の雰囲気が残っています。
開発元は『ラチェット5』を開発したハイインパクトゲームズ、ということで地雷臭が・・・? と思っていましたが案の定、地雷を踏んでしまったようです。この作品はあんまり面白いとは思いませんでしたね。「マル秘アクション」というコマンド入力型の新アクションの発想は良かったんですが。
アメリカでは2009年5月26日にPS2版が発売されていますが、日本での発売は未定です。



9.『ラチェット&クランク FUTURE2』(PS3、2009年11月19日発売)

前作『FUTURE』から実質2年もの開発期間を経ての登場。
過去の作品とはシステム面、雰囲気面でかなり逸しており、ゲームとしてのクォリティもかなり高いと思います。
偶然か意図的か、発売日が『ジャック×ダクスター ~エルフとイタチの大冒険~』と同じでした。ということは、「ラチェット&ジャック パック」みたいな感じで連携プレーしてくるかも! とか思ってたんですが、何もありませんでした。



10.『ラチェット&クランク オールフォーワン』(PS3、2011年10月20日発売)

『FUTURE2』から2年ぶりの1作。そして『FUTURE』の名を冠しない初のPS3用ラチェット。
ストーリーラインとしては『FUTURE2』の後になります。
ラチェット、クランク、クォーク、ネファリウスの4人を協力させながらゲームを進める、という新しいタイプの作品です。
「ラチェット&クランク」のタイトルロゴは新規のものとなっています。



※この他に携帯電話アプリゲームで『ラチェット&クランク デジタル銀河の大脱出!』というものがありますが、あまり注目されていない&未プレイのため割愛させていただきますm(_ _)m



2作目から5作目と『クランク&ラチェット』は、サブタイトルの付け方がブッ飛んでます。日本展開の方向性から、やはり子ども向けの印象をもたれる方が多いのではないでしょうか。
その反面FUTUREシリーズは、当時比較的大人のユーザーが多かったプレイステーション3で展開されているため、ナンセンスなサブタイトルは付けられていません。

ストーリーははっきり言ってあまり深くありません。FUTUREシリーズ以外は基本1話完結の単純ストーリーです。しかし逆に言えば、ストーリーが複雑でない分、アクションに集中できるという事で、アクションゲームとしての深さはかなりあると言ってもいいでしょう。

あと、『ラチェット&クランク5』や『クランク&ラチェット』もシリーズのプレイヤーからは批判的な意見が多いですが、シリーズ初プレイでこの2作をやった人は、グラフィックやアクション性のレベルの高さに驚く場合もあるようです。