不二夫少年よ!

君が青年の日を迎えたときにも、
女に「バッタだよ。」と言って鈴虫を与え、
女が「あら!」と喜ぶのを見て会心の笑を洩らし給え。
そして又「鈴虫だよ。」といってバッタを与え、
女が「あら!」と悲しむのを見て会心の笑を洩らし給え。
更に又、君が一人ほかの子供と離れた所で
虫を探していた智慧を以てしても、
そうそう鈴虫はいるもんじゃない。
君も亦バッタのような女を捕まえて
鈴虫だと思い込んでいることになるのであろう。

{川端康成「バッタと鈴虫」}


うーんやり遂げた・・たぶんん


寝よっと