エンパシーを、他人の感情や痛みを受け取る道具として使うだけでは、エンパスはまるで被害者のように感じてしまうかもしれません。

でも、本当は、エンパシーとは、そんな使い方をするものではないのです。

 

トム・ブラウン・ジュニアの書いた「トラッカー」や「グランドファーザーが教えてくれたこと」にあるように、私たちのエンパシーは本来、自然の中で生きていく中で、知覚(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を超えたところを受け取っていたことで、獲得されたものだろうと思うのです。

 

知覚(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)だけに頼って、知覚情報を思考することで判断するだけでは、今の状況を全く理解できないということを、私たちは本能的に知っているのだろうと思うのです。

 

だから、エンパスは、ときどき、自然の中に浸って、土の香りや木々の香り、土を踏みしめる感覚や、肌を撫でる風の感触、緑の様々なトーン、獣の身体から感じる微細なもの、虫や草の生命を感じ取ること、沢の水の冷たさや味などを、徹底的に味わってみて、その先にあるものへと意識を向けていくと、自分のエンパシーがますますクリアに磨かれていくでしょう。

 

それは、何も山や海へ出かけなくても、近くの公園や、庭の花壇でもいいかもしれない。

家のペットとふれあうことでもわかるかもしれない。

外に出て、空を見上げるだけでもいいかもしれない。

 

とにかく、自然というものを感じてみようとしてみてください。

そして、知覚で感じ取るものの先を、受け取ってください。

エンパシーを怖れなくてもいいということが、感覚としてわかってしまうかもしれないですよ。

 

 

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