ストーリーは
兼業漫画家の晴奈のなじみのバーは、ビルの地下にある小さな店。
常連の自称早期退職者・炭津は、晴奈の話に的確で親身な助言をしてくれる素敵な紳士だ。
店主の柳井の話では、名探偵でもあるらしい。
そんな彼が実は幽霊だということは、柳井だけが知る秘密だ。
晴奈は、幼い頃に起きたある事件を炭津に語り始めるのだが……。
店主と幽霊の炭津と晴奈の3人が小説のほとんどを占めている。
ミステリーというほどでもないけど、なぜか心が温まり切なく、渋い小説でした。
「わたしはあなたが好きでした。好きという言葉にはいろいろな意味がありますが、そのすべてに共通しているのは、相手に幸せになってほしいということです。」
という言葉がいいなって思った(*´꒳`*)