目から鱗
宝地図ナビゲーターの
みぽりんです。
温故知新
古きを訪ね 新しきを知るの
精神で
歴史が好きです。
キリスト教の歴史探索が好きです。
仏教の歴史も、好きです。
二千年以上がたち、
なお 語り継がれる偉人達の歴史は
ドラマチックであり
今でも ミステリーに 満ち満ちています。
「目から鱗が落ちた」という表現は
よく 耳にしますが、
実は キリスト教の有名な使徒
パウロの「使徒行伝」
聖書からきています。
パウロは 熱心なユダヤ教徒で、
キリスト教を迫害する側の人でした。
ある日 ダマスコという場所へ向かっている途中に
復活したイエスの声がして
「パウロよ パウロよ、
なぜ そんなに私を迫害するのか？」
と、問いかけたと言います。
その時に 空からの まばゆい光で
パウロは目が見えなくなったそうです。
そして、キリスト教徒がパウロの為に祈ると
目から鱗のようなものが落ちて
目が見えるように なったと
伝えられています。
この 事件が語源となって
急に物事の実態などがよく見え、
理解できるようになるたとえとして
「目から鱗が落ちる」と言われるように
なったそうです。
これを きっかけに
パウロは 最強の迫害者から
最強のキリスト教の布教者になったようです。
これが「ダマスコの回心」とか
「パウロの回心」 と 言われるものです。
（詳しくはコチラから ）
目から鱗が落ちると
人は変われるのかも しれません。
で、、、、
この パウロさん、
キリストの直属の弟子では
なかったにも 関わらず、
結構な力を持ちます。
しかし直属のお弟子さんたちには
なかなか 仲間として
信じてもらえなかったようです。
そりゃ そうですよね。
つい 昨日まで、
キリスト教徒を迫害して
殺してきたのですから。
パウロは直属のお弟子さんよりも
高度な教育を受けていた方のようで、
文字で残したり、
語学が堪能だったのか
回心後は、ギリシャ方面にも布教に行ってますし
聖書の中にも パウロが書いた手紙が
記されています。
なので、
結構 神近き方として
扱われていた感じがします。
（と、個人的には思うのです。）
宗教学者や神学者の研究によると
キリスト教は
イエス・キリストよりも
パウロの教えの方が強く出ていて
パウロ教という方もいるそうです。
それで、
このパウロさんも
女性軽視の傾向が
非常に強かった方のようです
キリスト教は
女性の地位が
低いイメージを持つのは
私だけでしょうか…。
（聖母マリアを別にして）
男尊女卑の歴史をたどると
仏教
ユダヤ教、
キリスト教に
突き当ります。
私が ４、５歳の頃、
誰に 教えられるでもない
信じて 疑わなかった
非常に おもしろい概念が
ありました。
壮大なロマン風に表現すると
転生輪廻の中で
自分が 何かしら
魂に刻印してきた
記憶なのでは ないかとさえ思う
ユニークな 概念です。
それは
もう少し したら
「おとこ」になる と思っていたのです。
そして ある日
誰に 教わるでもなく
その 概念が打ち砕かれました。
真実を知った時の
あまりの ショックを 思い出し……
ふきだして しまいます
男子にあこがれて いたわけでも、
自分が 女の子だと言う事を
受け入れていないわけでもなく。
イモムシが蝶になるように、
ヒヨコがニワトリになるように
ピカチュウがライチュウに なるような感覚で。
わたし もうすぐ「おとこ」に進化するって
思っていた。
そして、
ある日 自分が 一生「おんな」であることを悟り
愕然としたのです。
なぜか、
「おんな」で あることが
「損な事」であり、「よくない事」だとう
意識が 濃厚にあったのです。
一生 おんな…なんだ…。
ショックで
数日間は
頭が真っ白になった
子どもでした。
仏教では
女は成仏できないとされ、
お釈迦さまが 女性を男性に変える
「変成男子の法」というものがあります。
お経の中に
8歳の龍女が 文殊菩薩の教えを受けて
女子から男子に変わり、成仏したという
物語が残っています。
おんなは 成仏できないと 言われてきた
長い歴史があります。
そう、私の中に潜む
「おんな」はダメなんだという 意識。
もしかして
私の セルフイメージの低さは
『ここ』からきてる
これなのかぁ
だから、、
これは もう
転生輪廻の中で
自分が培ってしまった
女性であることの苦痛の記憶なのでは？
と 思った事があります。
映画を見るような気持で
歴史を紐とき、
その背景を味わう。
何かを リセットするかのように、
ごきげんよく『おんな』を楽しんでいる
今日 この頃です。
（う～ん いい生き方だ。自画自賛
）
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