一期一会 | 福運おいでよ@宝地図

一期一会

宝地図ナビゲーターの

みぽりんです。


見知らぬ人に 多々

話しかけられるという

特異体質です。


昨日も

スーパーで

みかんを見ていると、

隣に おばあちゃんが来て

私に話しかけてきた。


「ねぇ~どの みかんが 美味しいと思う?」

どれ? どれがいい?

わからないよね~ 何にも書いてないもんね~」


と、

まるで家族のように

親しげに話しかけてきた。


私も

「そうですね~、

どれが 甘いか書いてくれていると

いいですよね~。」と返す。


また、


デパートの前で信号待ちをしている時

車の窓ガラスを コン コンと ノックする人がいた。

窓を開けて

「はい?」と聞くと

60代の女性が


「このデパートと 向こうのホームセンターと

どっちに コタツの中敷きがあると思う?」

との 質問だった。


青に変わるまでの 時間では

説明しきれない、もどかしさを感じながら


「むこうのホームセンターのほうが

安いと思いますが、このデパートにも

ありますよ。」と

限られた 秒数で、

誠実に 丁寧にお答えした。


東京行きの新幹線に

乗った時も

お隣に

60代のご婦人が乗ってきた。


その ご婦人は

「これから永平寺に

主人の遺骨を持って 行くんですよ。」

と、話しかけてきた。


そして

亡くなったご主人の事、

ご自身の重い病気の事、

ご家族の事を

涙をポロポロ流して3時間余り、 

語り続けた。


夫が亡くなったのは

自分のせいだと、

随分自分を責める言葉で

途切れる事なく 話し続けた。


私も涙が じわ~と滲む。

ポタンと 落ちそうになる。


見ず知らずの人に、

だからこそ

話せるのかもしれない…。


私は ただ聴いてあげる事しかできない。

一期一会の同悲同苦を感じてみる。



先日の仙台行きのバスの中では

自分の息子一家が

仙台にいるというご婦人と

隣合わせになった。


大阪へ転勤が決まって

お別れの

引っ越しの手伝いに行く途中だと。


お嫁さんの事を

遠慮しがちにちょっと愚痴ったり

自分の息子や娘の自慢だったり、

結構な時間を 話続けた。


…すると、寝ていた

後ろの席に座った就活中と思われる

ピカピカのリクルートスーツの

女子大学生らしき人が 立ち上がり


『ちょっと!!むかっ うるさいんですけど!!むかっ

静かに してください!メラメラパンチ!メラメラ

と 周囲に響き渡る

ドでかい怒りの声で睨みつけた。


乗っている人全員が

同じ条件の

長時間のバス旅行。


親子連れ

友達同士

サラリーマン

カップル

いろいろな人が 

乗っていた。

それぞれの方が

節度を持って、

乗っていた。


隣のおばちゃんも、配慮して

ヒソヒソと話していた。

バスの騒音でかき消される程度のボリュームで。

車内は 超満席、

静まりかえっている

わけでもなかった。


貴女のプライベートバスではない。

私のプライベートバスでもない。

公共の乗り物だ。


この学生さんが

今後  社会に出て

遭遇するであろう

人間関係の軋轢が

容易に想像できた。


一方

お隣のご婦人は

ご機嫌よく 話していたのを

止められても

「あらぁ?そう?」

と言って ウインクしてから


更に更に 声をひそめて

私の耳元に手を添えるという

技を持ちだし、

話し続けた。


おばちゃんも なかなか

しなり強い。


私は傾聴に徹した。


一度も 腕時計を見る事なく、

私は 聴き役に徹した。



みんな それぞれの人生を抱えている。

一期一会

もう二度と会う事はない方々から

人生を学んできた。


そういえば、

青森行きの電車の中でも…

これは…またの機会に。



愚痴聞き屋という

ご商売が 繁盛しているようですが、

身を持って体験している

今日 この頃です。



福運おいでよ@宝地図


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ありがとうございますウサギ


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