鎌倉時代の深い愛
生まれた家の近くに 神社があった。
重要文化財とか 縁結びの神社らしい。
林の中にあり、国道からはよく見えない、
トトロの森にありそうな、誰もいない古びた神社。
いつか、行ってみようと、
思いながらも 月日は流れて。
それから数年後、
実家近くのあるお宅にお邪魔する機会があり、
帰り途、その高台から、不思議な光景を目にした。
曇っていた空に丸い穴があり、
スポットライトのように、一か所を照らしていた。
なに?なに?なに?
あの神社の場所あたり???その雲の光のスポットライトに誘われて、行ってみた。
入口もわからなかった、その場所にすんなり入る事ができ、
そして、せつなく悲しい愛の物語りを
知ることになったのだ。
鎌倉時代に名前を残したした北条時頼と
寵愛された唐糸の悲しく、せつないストーリー
600年の時を越えて、
唐糸からの、メッセージのような気がして、
二人の深い愛を追ってみた
……つづく