こんばんは!


子どもの頃に『まんが日本昔ばなし』の絵本で
「ききみみずきん(聞き耳頭巾)」のお話を
読んだことがありますが、
そんな頭巾があったなら
彼らの声や気持ちが分かるのになぁ、と
身の回りの花や草木、
虫や鳥たちに出会う度に思います。

今日の出演はこの方!


歌声(鳴き声でしたか)がなかなか綺麗で
しかも長い時間続いている。
誰なんだろうかと思っていたら
中国からはるばるやって来たという
ガビチョウさんでした!

しかし、はるばるやって来たと言っても
彼らが自らの意思で渡ってきたわけではなく
その“歌唱力”故に連れてこられたそうで
はじめのうちは珍重されたものの
ボリュームのある声が仇となって
日本の一般的な家庭で飼うには馴染まない
ということでペットとしての人気はなくなり
やがて多くが放鳥されて
日本で暮らすようになったのだとか。

見知らぬ土地へ連れてこられながらも
その地で愛でられる事を夢見ていたのに
ペットとしての座を追われて
無責任に解き放たれ
それでも何代にもわたる苦労を重ねながら
懸命に生命を繋いできたのに
今や外来種と呼ばれて
敵視される理不尽…。
美しいはずの彼らの歌声が
どこか悲しげなのは
そのためなのかも知れないと
思ったりします。