こんにちは、衛門です。

ひさびさに小説と雑誌以外の本を買いました。
山頭火の句集です。

そもそも山頭火と耳にしても、ラーメン屋の名前だったっけとか、
なんとなく文学の人、くらいの知識しか持ち合わせていないワタクシ・・・。

あなたへ (幻冬舎文庫)/森沢 明夫

¥630
Amazon.co.jp
この小説の中で山頭火の句が度々出てきたので、
ちょっと興味が出て買ってみました。

この小説は、亡き妻からの「遺骨を故郷の海に撒いて欲しい」という手紙を受取った夫が、
富山から、妻の故郷である長崎まで旅をするロードムービーみたいな話。
高倉健が主役で最近映画化されました。
そして、つい最近旅立たれた大滝秀治さんも出演されており、遺作となった作品でもあります。

===========

で、話を元に戻して山頭火。
「分け入っても分け入っても青い山」を目にして、
ようやくこの人かと何となく合点しました。

季語や五・七・五という俳句の約束事に関係なく詠む「自由律俳句」だそうです。

しかしこの方、後世に残る句をたくさん残しているものの、
ちょっと調べるうちに、人間としてはかわいそうで、
それでいてどうしようもない人に思えてならなく。

<Wikipediaより抜粋>
・11歳の時、母が自殺した。
・早稲田大学文学部に入学したが、神経衰弱のため中退した。
・帰省し療養の傍ら家業である造り酒屋を手伝った。
・家業の造り酒屋が父親の放蕩と自身の酒癖のため破産。
・古本屋を営むがうまくいかず離婚。妻子を捨てて東京へ出奔した。
・その後弟・二郎が自殺。
・熊本市内で泥酔し、路面電車を止めたところを顔見知りの記者に助けられる。
 市内の報恩禅寺(千体佛)住職・望月義庵に預けられ寺男となった。
・寺を出て雲水姿で西日本を中心に旅し句作を行い、旅先から『層雲』に投稿を続けた。
・郷里山口の小郡町(現・山口市小郡)に「其中庵」を結庵したが、体調不良から来る精神不安定から自殺未遂を起こす。
・その後東北地方などを旅した後、1939年(昭和14年)松山市に移住し「一草庵」を結庵。
・翌年、この庵で生涯を閉じた。享年58。


確かに大変辛い出来事がたくさんあったと見受けられましたが、
ある一面では大酒飲みの風天では・・・という気も。
実際、身近にいたら結構迷惑な酔っぱらいでは・・・とか。
まだあまり良く調べてないし、句集も最初の方しか読み進んでいないので、
的を得ていないかもですが。

句は五・七・五にとらわれていないので、自由な匂いが盛大。

例えば↓
「ひとりで蚊にくはれている」
「まつすぐな道でさみしい」
「どうしようもないわたしが歩いている」
「うつむいて石ころばかり」
「いそいでもどるかなかなかなかな」


始めて読んだときは「???」な気分。
これと同じ句を、もし衛門が詠んだとしても、
周りから「ちゃんと詠め」と叱咤を受けそうな気がしてならんです。
それくらい自由というか「これでいいの?」というか。

しかしまあ、彼の人生と重ね合わせて読み返すと、
なんとなくじんわりくる。

山頭火句集 (山頭火文庫)/種田 山頭火

¥1,260
Amazon.co.jp

折りに触れ、開いて読もうと思いマス。

それでは、お越しいただきありがとうございました~。
こんにちは、衛門です。

利根川を走って参りました。
サイクリング始めてウン年たち、おまけに千葉在住なのに
利根川は今ひとつ縁遠かった。
県内とはいえ、行くのがちょっと大変だしってのが理由ですが、
バリエーション増やしてみっかと思って。

自転車を車載して栄町にある「水と緑のなんとか公園」へ。
正式な名前を失念・・・。成田の近くです。早朝だから人少なー。

$衛門の書留帳
茨城側に回ってスタート。まっすぐで気持ち良さそう~。
往復してわかりましたが、利根川は茨城県側を走った方が断然走りやすいです。
千葉県側も走れないことはないんだけど、所々はとても自転車が走れる状況ではないので残念。


走りはじめましたが、人が全然いません・・・。
ジョギングの人も、自転車の人も・・・。

$衛門の書留帳
でも牛がいました。かなり広範囲にけっこう自由度が高い状態で放たれています。
川べりに牛。あまり見たことない光景が新鮮。


片道2時間くらい走って、最後のほうでようやく3人くらいすれ違いました。
自転車でも、登山みたいに、すれ違い様のほんの一瞬、
「こんにちは~」とかあいさつを交わすことがありますが、
利根川、のどかです。すれ違う人のあいさつが気さくです。
江戸川とかではあまりそういう光景が少なくなったような気がするなあ。


$衛門の書留帳
折り返して千葉側へ。
橋の上からの利根川、広いなあ。


ネット上の下調べでは、コース上何もないと書いてあったのですが、
佐原に着いたあたりで道の駅と川の駅がありました。
というか川の駅ってのがあるのは初耳。

$衛門の書留帳
観光船もあるみたい。


$衛門の書留帳
地元の野菜とかお弁当とかたくさん売っている。
でも補給食持ってきちゃったよ。
ここを知っていれば昼時着で計算したのに、残念。

佐原というのは街中も川が流れ、古い街並が残ってたりして、
映画のロケでもよく使われているそうです。
せっかくだからちょっと街をブラブラ寄り道しよかなと、
ちょっと川からはずれます。

それにしても天気がいいからか、このスポットは
スゴく人がたくさんいる。人気の場所なのかなあ。

この後で人が多い理由がわかることに。

$衛門の書留帳
街にいく舟乗り場の手作り感がステキ。
舟には人が満載。


$衛門の書留帳
これが人の多い理由、祭りです♪
こういうのがたくさん列をなしていた。
近くで見ると、自動で太鼓をたたくようなからくり仕掛けがあるように見えた。
面白い。

佐原囃子も初めて聴いた。いいですなあ。
秋祭り、五穀豊穣、復興祈願(この辺も液状化被害に遭ったらしい)。


$衛門の書留帳
なかなか風情のある街並。

そうそう、佐原といえば伊能忠敬、確か地図作った人だ。
せっかくだから生家かなにかを見て行こうかと。

$衛門の書留帳
場所見つけた。

$衛門の書留帳
でも工事中だった・・・。

思いがけずお祭りを見られたのは収穫だったなあ。

利根川、こんどは今日折り返した所をスタートにして、
太平洋まで出てみようかな。

それでは、お越しいただきありがとうございました~。
こんにちは、衛門です。

ずっと前から気になっていた木曽駒ヶ岳に行ってきました。

山の雑誌に載っている千畳敷カールの写真を見るたび、見たいなあと。
東京から日帰り可能だし、途中までロープウェイがあるので、
比較的お手軽に2900m級に登れるし。

金曜の夜、仕事も早く終わったし、思い立ったが吉日と土曜日に決行しました。

目覚ましを夜中2時にセットして早々に就寝。
でも起きたのが朝の3時・・・。
何を間違えたか月曜の2時に目覚ましがセットしてました。
それでも目覚ましナシで3時に起きられたのは、ああ奇跡。

早朝ということもあって、高速道路は混んでいなかったのですが、
8時前に着いた駐車場はもう混雑・・・。

駐車場のおばはんが衛門の着ているカーディガンをさわって、
「コレじゃ寒いよ、これじゃ寒いよ」と一所懸命助言をくださる。
大丈夫、山ウェアに着替えます。

ロープウェイ乗り場は2時間待ち。萎える。
その辺で眠ったりして時間つぶし。

というわけですでに疲労しましたが、
ロープウェイ2時間待った甲斐がありました。

$衛門の書留帳
千畳敷カール。雑誌で見た写真と同じ景色だ~。
しかしやっぱ写真と違って実物は迫力なり。感動。

$衛門の書留帳
これから山頂を目指します。まずは登山届。
お手軽といえども万が一を考えて届けは出すに越したことはない。

$衛門の書留帳
遊歩道を抜けて登山道へ。
紅葉も色づきはじめベストシーズン。そりゃ混むはずだ。

$衛門の書留帳
30分ほど歩くと休憩にちょうどいい乗越浄土に到着。
すでにこの場所で絶景。見事な雲海をしばし眺めます。かなり満足。
あとでこの写真見て思ったのですが、確かに「浄土」って感じがする。

ここから中岳を経由して駒ヶ岳へ。
一回登ってまた降りてまた登らなくてはいけないということを、
ここに来るまで理解していなかったオレ・・・。
一瞬「えええ・・・」という気分に。


$衛門の書留帳
最後の登り。もう少し。


$衛門の書留帳
着いたー。頂上は結構広くて、たくさん人がいても全然余裕。
お参りしておにぎりでランチ。


$衛門の書留帳
ガスがかかったり晴れたりめまぐるしい。
見晴らしが良くなった瞬間に撮影。
南アルプスがぐるっと見える眺望はコレまた格別。

頂上でしばし長居をしていたら寒くなった。駐車場のおばはん大正解。
手袋なしではガマンできない。下山しよう。

だいたい予想していましたが、下りロープウェイも2時間待ち・・・。
売店のぞいたり外でうずくまったり。
寒いよう。頭いたくなってきたよう。

$衛門の書留帳
売店で見かけた土産物。この帽子を色違いでラインナップする勇気に拍手。

下山。予定ではお昼過ぎに下山する予定が夕方5時。
最初は蕎麦食って帰ろうくらいに思っていたのですが、
とにかく帰ることに決定。

でもあまりに寒いので高速諏訪IC内にある温泉へ立ち寄り。
銭湯みたいだけどしっかり温泉。590円くらいと安くて思いのほかgood。

$衛門の書留帳
ついでにICのレストランで蕎麦。結構美味しい。
大盛り頼んだらどえらい量だった・・・。

$衛門の書留帳
ついでにおやきも。クリーミーチーズなんて邪道とかお嬢さんかと言われそうですが、
限定品って書いてあったんで欲しくなって。

なんだかんだ長野名産を堪能できた♪

帰りの道路もそれほど混まずに帰宅。

駒ヶ岳周辺は乗越浄土を分岐点に宝剣岳とかにも行ける。
再訪してみたい所でした。空いてればなあ。

それでは、お越しいただきありがとうございました~。
こんにちは、衛門です。

先日中国出張に行ってきました。

行く前は現地駐在の人に、
「自分はトマトを投げつけられた」
「タクシーを途中で降ろされた」
「日本で流れているニュースよりひどいことも」
など、しょっぱい話を聞かされておりました。

でもワタクシ、日本在住の中国人メンバーも連れていくし、
行く期間が国慶節という、全国的に連休の時期(日本で言うゴールデンウィークみたいなもの)
に行くので、人々も連休モードだし、
まあそれほど心配しなくてもいいだろうくらいに。

北京空港で、前乗りしていたエンジニアOさんと合流。
Oさん曰く、「万里の長城日帰りツアー行ってきましたけど、
日本人観光客は通常の10%くらいしかいないそうです」とのこと。

確かに飛行機ガラガラだったもんなあ。

本日の目的地その1、銀行へ手続に。
ワタクシは単語3つくらいしか話せないので、同行の中国人S君に通訳いただく。
手続中、銀行員になんか笑われてるような気がするオレ・・・。
「S君、なぜにワタクシは笑われてるの??」と聞いてみると、
「衛門さん、漢字(簡体字)が読めてるのが面白いらしいです」とのこと。

ええ、漢字文化圏生まれですし、少しは勉強しましたよ。

だいたい滞りなく手続き完了し目的地その2、天津へ向かいます。


$衛門の書留帳
来るたびに思うけど、車の運転が荒っぽいというか。


$衛門の書留帳
北京南駅。まるで空港のようなデカさです。
そして、連休中のためかすんごい人人人・・・。

いつだったか、中国の新幹線は事故とその後の杜撰な対応が
だいぶ日本のニュースに流れてました。
中国国内で「中国 新幹線 事故」と検索すると、
検索結果のページはすべて閲覧できないようになってます。
国家検閲・・・。
ちなみに同行の中国人S君は事故のこと知らないそうです。

天津着。腹減った。


$衛門の書留帳
天津の名物はおまんじゅうだそうで、駅近くのおまんじゅう屋さんへ。


$衛門の書留帳
小さめの肉まんみたいな感じです。程良い皮の厚さと、具の量が絶妙。
しょうゆみたいなタレに唐辛子みたいなものをどばどば入れて、
つけて食べるのですが、たまらなく美味い!


$衛門の書留帳
宿泊は天津日航ホテル。現地では高い方だけど、
日本円換算で1泊8,000円くらいだったと思うので、東京に比べれば安い。
日系なのでバスタブが日本人好み。


$衛門の書留帳
仕事机もあって便利~。


$衛門の書留帳
上海蟹。食べづらかった。


$衛門の書留帳
中国で一番人気の火鍋屋だそうです。
確かに大繁盛でお洒落な店内。赤いスープは激辛です。


$衛門の書留帳
天津市街地の風景、もともと租界もあったというし、
港町だからでしょうか、西洋風の建造物も多数見受けられます。

$衛門の書留帳
自転車のフレーム。意味不明。


仕事は予想外のこともあったけど、なんとか完了。
また北京経由で帰ります。
日本から天津へは中部国際空港からのみ直行便があります。
なんで中部しかないの?と思っていたのですが、
天津にはTOYOTAがあるそうで、TOYOTAと言えば豊田、愛知。
なるほど、TOYOTAパワーかと合点しました。


$衛門の書留帳
帰りの天津駅。衛門がイメージしてた中国のイメージまんまでした。


$衛門の書留帳
振り向くと駅前広場。ここも信じられなく広い。
そしてそれに負けじと人人人・・・。
ものすごいでかいズタ袋背負ってる人・・・。
真っ昼間から殴り合いの喧嘩してる人・・・。
大声で叫ぶ人多数・・・。カオスだ。

国土の広さと人数の違いでしょうか、
「広い」と思う基準がワタクシとは根本的に違うと実感。

帰国後「大丈夫だった?」と聞かれるが、まあ大丈夫だったと回答。
場所によるんでしょうかねえ。

それでは、お越しいただきありがとうございました~。
こんにちは、衛門です。

本屋でみかけて何となく買った本。

ツナグ (新潮文庫)/新潮社

¥662
Amazon.co.jp


すでにこの世からいなくなってしまった人に、
一生に一度だけ会うことができる。
その願いを叶えてくれるのが、仲介者「使者(ツナグ)」。

5人の悩める人々がツナグを通して、
使者と一夜の再会を果たす短編集です。

頑固な昭和の親父、プライドの高い女子高生、婚約者が失踪した会社など、
どれも「ああきっとそうだよね・・・」と登場人物の感情描写にリアリティがあり、
とても読みやすい本でした。

再会できて良かったよという感動系かと思えば、
なんかこう胃のあたりがどよん・・・とする流れもあり、
会えたからってそりゃいいことばかりじゃないよなと、
いい意味で裏切られ、納得した次第。読後感も◎でした。

物語はさておき、興味深かったのは著者がまだ結構お若かったこと。
テメエがすでのおっさんなので、世に出てくる方が自分より若いのはしようがないことですが、
昭和55年生まれで、友情とか、死者に対する思い残しとか、
上手いこと書くなあと感心。
読後に他の著書を調べてみたら、軽めのタイトルとかもあったので、
本作だけ毛色が違うのか?コレしか読んでないからわかりません。

しかし、自分にそういう機会があったら果たして誰に会うか。
それとも誰にも会わないか。なにせ一生に一度。
まあ、人生のステージでどんどん変わって行くんだろうなとぼんやり。
というより再会しなくていいように、生きてるうちに思い残ししないように、
人に何かしたりされてみたいもんです。

これ、映画化されて昨日から公開されているらしいです。
主役は梅ちゃん先生で梅ちゃんの旦那役やってた松坂桃季。
彼はこれからブレイクするのか??たまたまオレがはまった作品に出ているだけか?
本で満足したけど、見ようかなどうしようかな。

それでは、お越しいただきありがとうございました~。