土星・タイタンの大気は隕石の衝突で出来た
タイタンには地球と同様、窒素が主成分の大気で
出来ていて生命の存在が注目されていた。
また、地球の窒素は、高温だった地球の熱が
アンモニアを分解してできたものであるが、
タイタンの地表はマイナス180度と低温なため、
その形成過程が謎のままだった。
東大・関根康人助教(惑星科学)らの研究チームは、
40億年前に多数の巨大隕石が太陽系に降り注いだことに注目し、
実験室内で、タイタン表面にもあるアンモニアと氷の混合物に、
隕石に見立てた金属片を秒速11キロ・メートルで衝突させるという
実験を試みたところ、
アンモニアが高温になって分解され、窒素ができることを確かめ、
土星最大の衛星タイタンの表面を覆う窒素は、
40億年前に起きた巨大隕石(いんせき)の度重なる衝突で
形成された可能性が高いことが、分かった。
関根助教は「新しい仕組みが示せたと思う。
他の地球型惑星の状態を推定する手がかりになる」と話している。
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