昨年の今日、
２日目のテストの間、
気分はどん底でした。
第一志望だった１日目を終え、
息子の言葉は、
「最後の最後までミスがないか
丁寧に見直ししたんだよ。
見直ししすぎて時間が足りなくなって・・
理科がだいぶ時間が足りなかった・・・
駄目かもしれない。
もう終わっちゃったの？
駄目かもしれない。。」
それはそれは不安そうな声。
私もどうしていいかわからず、
ただひたすら聞くことしかできなかった。
いつものように、
「大丈夫だよ！」
って笑顔で言いたかったけど、
実際のテストの出来は私は
わからないわけで・・・
どう勇気づけたらいいのか、
ただ、彼の気持ちが整理されるまで
待つしかなかった。
１日の夜は、ホテルで宿泊。
暗い気分で、チェックイン。
いろいろな人からもらった
お守りを並べては、
「駄目かもしれない。
もう終わっちゃったの？
なんてあっけないんだろう
ああ駄目かもしれない。。」
と何度ともなくつぶやく息子。
私に話しているのではない。
気持ちを整理しているだけなんだなと
察して、ひたすら黙って傍に・・・
そして、夕方、ふと、
「ママは僕合格したと思う？」
ちょっと吹っ切れたように、
私の顔をみて。。
どの答えがベストか
わからなかったけど、
「いままで頑張ってきたの見てるから
合格だったらいいなと思ってるよ。
みんな難しかったのかもしれない。
一生懸命丁寧に解いたみたいだから、
きっとあなたのラブレターの気持ちは
届いている。
でも、もしかしたら、明日以降の学校が
本当にあった学校で
縁があるのかもしれない。
でもどんな結果であれ、
あなたの最後の頑張りは、
これからの最高の強みになる。
無駄なんかじゃないよ」
その言葉が正解だったか
わからなかった。
しばらくまた沈黙が続き・・・
ふと、
「じゃ、明日の勉強するね。」
机に向かう息子。
ただ、ひたすら、
見守るしかなかった。
あんなにメンタルが弱く
すぐめげていた子が、
自分で考え、
自分の力で、
困難を乗り越えようとする姿。
ただ、ひたすら、
成長したなと、
気づかれないように
涙するしかなかった。