「わすれられないおくりもの」スーザン・バーレイ | EMONの週末は図書館ぷらす凸凹息子との日々

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~図書館大好き!勝手な感想とASD息子子育て忘備録~

私的おもしろ度【☆☆☆☆☆】

これは、絵本です。



絵本なんて、借りたりしないんですけど、
「メロディアス・ライブラリー」で、紹介されていて、読んでみたくなりました。

前にも一度、「メロディアス・ライブラリー」の話をしたと思いますが、
TOKYO FM系列のラジオで、毎週日曜の朝放送されています。
作家の小川洋子さんが1冊の本を解説してくれるんですが、
小川さんの解説がうまいので、ついつい手に取ってしまいたくなります。

さて、前置きが長かったんですが、
これは、リスナーのリクエスト本でした。
その方が入院している時に病院の図書館で目にした本。
自分の死も覚悟したその時に読んだこの本は「死」について
やさしく語りかけてくれます。

身近な人の死ーーー
つらくてつらくて、どうやって立ち直ったらいいのか・・・
そんな経験をお持ちの方なら、より一層、共感を得る本だと思います。

穏やかに優しく、「死」について語ってくれている絵本でした。
涙が自然と伝って行くんですが、悲しいわけではなく、
晴れ晴れとした気持ちになりました。

「死」をテーマにした絵本は初めてでしたが、素敵でした。


余談ですが、同じくラジオで紹介されていた「100万回生きたねこ」
も同じく「死」を取り扱っていますが、こちらも考えさせられました。



大人も楽しめる絵本って、素敵ですね。