アピールが足りない!! | さびしんRIOT

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僕は昔から良くアピールが足りないと言われる。

性格上他人を押し退けてまで、
何かを掴みにいく事が出来ない。

1番古い記憶から行くと、
保育園時代、
おやつの時間に脱脂粉乳とおやつが配られるのだけど、
いつも僕にはおやつが回って来なかった。
それを言い出す勇気がなかったし、
言ってしまったらきっと問題になると思い、その結果僕は保育園児にして食べているフリをするエアー食いをマスターした。
半年後ガキ大将の子がおやつを毎日2つ食べていたのがバレて、
僕はなぜ言わなかったのか?
アピールが足りないと怒られた。

それからもなかなか性格が変わらず。
エアー図画工作、
エアープリント読み、
エアードッチボール、
エアー給食、
エアーパソコン、
などなど気づけば言いだせない人特有のエアーの達人になっていた。
エアーブーム1番乗りだったと思う。

きっとエアーギターの最初の人も楽器ないけどとりあえずバンドやろうぜ!!と誘われスタジオに行ったら、自分だけ楽器がなくて言い出せずエアーギターをしたんだと思う。

そんな僕もこれではマズイと思い、
自分を変えようと中学校から部活のサッカーを頑張った。
アピールが大切、
アピールが大切、
と手のひらに書いては飲み込み、
練習時間の一時間前にはグランド整備、自主練をして。
とにかく声を出し、
三年間頑張った!!
そして最後の大会でもDFながらお前がMVPだと言われ、
良かった!!これで自分は変われたな!!と充実感を持ち、
負けた悔しさをバネにこれからも頑張ろうと母校に帰った。

そして顧問の先生から一人一人に言葉が送られる。

涙が溢れた。
三年間の思い出、
頑張り、
そしてなによりエアーからの卒業(尾崎豊風に)、
みんなとの別れに、
涙が止まらなかった。


そして僕の番、
先生の口から、
お前は良く文句も言わず良く走って最後まで頑張った!!
ただ一つだけ、
















アピールが足りない!!











僕はトムとジェリーのように、
三歳時がやるジェンガのように、
崩れ落ちた。









ただその日から僕は今日まで、
アピールが足りないと言われていない。





エアー元気(空元気)を見につけたからだ。