「平気?」

母のオプジーボ+ヤーボイに関する事を
医師から聞いてから、私と旦那さんは
病院近くの公園に散歩に出た。

公園に着き、旦那さんから最初に言われたのが
冒頭の言葉だ。

旦那さんは、オプジーボ+ヤーボイの奏効率が
意外と高くない事を心配し、そんな言葉を私に掛けてくれた。

私はもう、麻痺していたのかもしれないが、平気だった。
それに、母には薬が絶対効くと信じていた。

でも、そんな言葉を掛けられると、やはり厳しい状況なんだな。
というのを思い知らされる。
と同時に気持ちに寄り添ってくれる旦那さんの優しさが有難く、
私はベンチに仰向けに寝転がり、空を見ながら泣いた。

余命宣告以降、私は旦那さんの前以外では
絶対に涙を流さないと決めていた。

旦那さんがいてくれて、本当に本当に良かった。