TVerでも古畑任三郎が見れるようになっていますね。いつ見ても古臭くなくて、30年くらい前の俳優さんの姿を見れるのも楽しい。高校生くらいの時に一度流行って再放送で結構見たつもりだったけど、まだまだ見てなかったものもたくさんある。

女性が殺人犯のエピソードが結構好き。特にこの3つは秀逸だと思っていて、再放送でもやっぱり惹きつけられた。
沢口靖子の「笑わない女」:沢口靖子が規律に厳しい学校の寮長役なのだけれど、一瞬の女性として魔が差したことを見られたのが動機っていうね。沢口靖子の冷たい美しさとマッチしててよかった。嘘はつかないという戒律にもきっちり従ってるところとかがまたいい。

鈴木保奈美の「ニューヨークでの出来事」:完全なる会話劇でバスの中とバスの途中のお店の中だけで構成されていて、想像を掻き立てられる。この時の鈴木保奈美の美しさといったら。白いブラウスが古臭くなくて、青いコートも素敵なんだよなぁ。完全犯罪しても孤独と虚しさしか残らなかったっていう結末。


田中美佐子の「悲しき完全犯罪」:完全犯罪なんてもんじゃなくて、自分が犯人ですよって言ってるようなもんなんだけど、このエピソードは証拠を掴むことがミソじゃないところがミソ。モラハラ夫になじられて可哀想な妻と思いきや、最後の最後で、、、呆気に取られるという。「どゆことどゆこと?え?そゆこと?」みたいな。最後のシーンの田中美佐子のチャーミングな笑顔も良いんです。悲壮感みたいなものがなくって。


テレビやネットニュースでみる女性が容疑者の事件も、同性だからこそ興味がそそられてしまうんですよね。カテゴリーが同じはずの人がそんな事するはずがない、なんでそんな事になるんだ?ということなのかなー。


TVerで期限が切れる前にたくさん見なくては!