アムステルダムに到着。これぞ北欧という感じの可愛いアパートが立ち並ぶ。窓のすぐ下は運河の川になってるのが本当に不思議で、台風で川の増水が多い日本では考えられない。ちょっとでも増水したら絶対に部屋に川の水がはいってくるよって感じなんだけど、中はどうなってるんだろうか。


あと驚いたのは自転車文化。ビックリする量の自転車の数とバラエティ。子供を乗せるための台車をつけてたり、ユニークな形のものがあったり。川が多いから、しょっちゅう自転車が川に落ちてしまって社会問題になってるというのも納得。


あとオランダといえば自由の国というイメージ。そこら中にドラッグ系のカフェもたくさん。怖くてもちろん入ってないけど、路地に入るとなんとも言い難い甘いようなツンとした匂いが漂ってる。まさか副流煙で私も吸ってしまってるんじゃないかと心配になるレベルで結構匂う。


食事といえば、ニシンの酢漬けが有名らしいのだけど、ニシンが好きじゃないのでスキップして、コーヒーの上に置いて温めて食べるキャラメルワッフルをお土産で買った。各所の路上で売ってるもんだと思ってたらほとんどお土産屋でしか見かけなかったなー。もっと気軽に出してくれたらいいのに。


出張中も含めて、ヨーロッパの食事は私にとっては少々塩気が強くて毎日顔が浮腫むのではとヒヤヒヤした。週末は塩気の無いものを欲していたのでレストランではサーモンサラダとレモンスカッシュを。どこでも食べれそうだけど、これがなかなか美味しかった。現地の食事ばかり食べるのって難しいと痛感。


夕方には予約しておいたアンネ・フランクの隠れ家へ。世界中から観光客が集まってて色んな人種の人がいた。それに対応するために音声案内もかなりいろんな言語に対応していて、もちろん日本語も。その頃の歴史も凝縮されてたし、こんな狭い中で10人近くの人間が息を潜めて恐怖の中で暮らしてたんだなぁと思うと感慨深い。来る前までは、特に期待もしてなかったこの屋根裏だったけど、丁寧な説明と、やっぱりその人が確かにここに住んでいたんだという息吹を感じることができて、最後のミュージアムショップではアンネの日記帳を模した布貼の日記帳売ってて欲しくなった。20ユーロ以上して日記もつけないしな、と諦めたけどやっぱり買えばよかったと今も後悔中。


1日目の観光はこれにて終了。素泊まりの宿に戻る。120ユーロの部屋は簡素という言葉以上ないほどの簡素で、シャンプーすらない。石鹸が唯一のアメニティで日本のビジネスホテルってすごすぎない?と最終的には日本に想いを馳せたのでした。