Ben Vanguardさん

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SLの楽しさの一つとしてファッションいう側面があります。
日本国内では女性向けのファッションブログがあっても、男性向けはほとんどありませんが、
世界に目を向けてみると非常に便利なブログがあり、

私が毎日チェックしているファッションサイトがあります。


そのサイトはSecond Lifeの中でも世界的に有名で、
今やメンズファッションのバイブルと言っても過言ではなく、

日本人でも有名クリエイター達が紹介されてたりもします。


今回はフランスの方という事で、通訳としてA.L.A.(Accuras Language Academy)から、
Rheya Vellaさん、Sthenno Kurosawaさん、そしてStyle of edoよりedo Toneさんにご協力をいただき




世界的有名ブログ「SLMEN」 の作者、Ben Vanguardさんにお話をお伺いしました。
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emo8889 Xeno: 最初にSLを始めたきっかけを教えてください。


Ben Vanguard: 2006年10月の初めぐらいのことです。
自分は大きな広告会社に勤めていたんですが、SLのもつ創造的な可能性やビジネスチャンスが
我々の顧客にどう役に立つかどうかをちょっと見て来いと言われまして、

それで送り込まれたわけなんですよ。


つまり,最初はビジネス目的で始まったんですね。でもSLのもつ色々な可能性と人々との出会いが魅力的で、
それでそのままSLにとどまったのです。


「自由。創造する自由です」

emo8889 Xeno: SLを始めて最初に持った印象は?


Ben Vanguard: 自由。創造する自由ですよ。このメタユニバースでは、
人々がみな色々な可能性を引き出せる場所だと感じてきました。


そして会話やコミュニケーションが世界中の人々と出来ることにとても魅力を感じました。
それこそが私が最初にSLについて魅了された点です。


emo8889 Xeno: その創造する世界とは?


Ben Vanguard: スクリプトやテクスチャの変更でできるSLアートが一番楽しいですね。
SIM建築なども凄いと思いました。
例えばSvarga, Paris 1900, Midnight City、それにApolloなどです。
建築そしてアートが、私がSLで最初に目にしたものといえます。


emo8889 Xeno: 最初はどのような事をしていたのですか?


Ben Vanguard: 自分のアバターの製作ですね。
初歩のSLテクニックを学んだり、グリッド内を探検したり。
最初の一ヶ月は自分のアバター製作や移動方法、カメラ視点などを練習していました。


次にSL内で過ごす全ての時間を、世界の探検や人との出会いに費やしていました。
でも、すぐに自分はSLにおいて受身の姿勢ではなく、
何か自分のすることを見つけないといけない、という思いにかられたのです。


emo8889 Xeno: それが今の「SLMEN」 につながるわけですね。


Ben Vanguard: そして物作り、特にファッションの製作にとても興味があったので、

2007年1月にSLMen を始めました。
今はほとんどの時間がそれに費やされています。SL内での写真の取り方やライト、
光の調節などを勉強しないといけませんでした。自分で作ろうというわけではなく、
あくまで服がどうやって作られているか等を、理解するために服飾の基礎なども学んできました。



emo8889 Xeno: ではSLMENのコンセプトと内容を改めて説明お願いします。

Ben Vanguard: SL始めたばかりの頃からファッションや服、
アクセサリーなどに興味があったのですが、実は色々な人からどこでその服買ったの?
とかその髪型いいなー!などいつも聞かれていました。
その度にいちいちLMを渡していたのです。


emo8889 Xeno: 元々あなたはファッショナブルだったんですね。


Ben Vanguard: そこで私の着ている服や、購入した場所などを

毎日ブログで紹介する事を思いついたのです。
しかし、そんなこと実際は出来るものではありません!(笑)
大変な大仕事ですからね。結局,私が選び抜いたものだけを載せることにしたのです。


http://www.slmen.com/


emo8889 Xeno: なるほど。


Ben Vanguard: 2つめのアイデアはいい髪型や服など似合うものを見つけて、
コーディネートなどの手伝いをできたらなと思いました。
みんなにスタイルガイドを提供したかったんですよ。


特にSL内の男性ははみんな素敵というわけではなく、そういった助けが必要な人が多いなと思ったんです。
SLではどんな人でも素敵な格好をしたり、イケメンでスタイリッシュな自分になれるわけですから。
それはお金や生まれつきの容姿とかの問題じゃないですからね。


emo8889 Xeno: うん、それもSLの自由がありますよね。


Ben Vanguard: 新しいアイテムのレビューというのは、すでに他のブログでも行われてるので、
それだけではなく、既存のアイテム,新しいアイテム含めてていままでには無い、
男性のための総合ファッションガイドが必要だと思いました。
その中で、特に重要な事はそれぞれのアイテムの名前とどこで購入できるか、すべて明記することでした。


「そもそもなぜ保守的な格好でいる必要がある?」

emo8889 Xeno: そんなSLMENに関して、あなたのモットーを教えてください。


Ben Vanguard: モットーなんてないよ!
SLにある最高の品を作ったクリエイターの紹介、それも違った視点で紹介したいんだ。
SLの男性諸氏にアイディアを提示して、ただのTシャツや髑髏のついたジーパンを脱ぎ捨ててほしいんだ。


emo8889 Xeno: なるほど、ではBenが選ぶ服の基準を教えてください。


Ben Vanguard: 私はオリジナリティ豊かな製品や、出来栄えの素晴らしいものを選んでいます。
そしてSLファッション雑誌を参考に特徴のある紹介の仕方をしています。
また、コメントばかりではなく写真を見せるようにしています。
「百聞は一見にしかず」ですよ!それがSLMENのモットーとも言えますね。




emo8889 Xeno: SLMENの見易さは写真の多さにもありますよね。


Ben Vanguard: 私がSLMENで推進しようとしてるスタイルは、
自分自身のRLでのスタイルや、自分の周りの人たちのスタイルに触発されたもので、
そこにはフランスのテイストがありメトロセクシュアルともいえます。
SLという空間は人々が何でもできる場所だと思っていて、
Furryにもなれるしハイブリッドにもなれるし男性や女性にもなれるわけです。
そもそもなぜ保守的な格好でいる必要がある?


emo8889 Xeno: 自由溢れる素晴らしい発想ですよね。


Ben Vanguard: それにSLMENで良いデザイナーを広く紹介できる手伝いができたらなと思うんです。
すごく素敵な仕事をするデザイナーさんでも実際SL内では有名じゃない人もいます。
そういう人たちを色んな人に知って貰おうとしています。


emo8889 Xeno: では取材活動中に印象に残ったエピソードを教えてください。


Ben Vanguard: SLMENに載ったデザイナーとの交流で私が楽しかった2つの例を紹介します。
デザイナーの商品に関して、とても内容の濃い会話が飛び交ったりすることもあります。
例えばここにいるedoさんです。彼は私にスーツを送ってくれたのですが、

私はブログに載せなかったのです。で、なぜ載せられなかったを彼に説明しました。


すると,彼は何度も何度も作り直してから,私に新しいバージョンを送ってくれました。
それから二人で何度も話し合って、やっとある日、

これは載せるにふさわしいものだ!と言えるものが出来ました。二人ともほっとしましたよ!


(注:Benは「男女の体型の違いから、ジャケットはスカートを使ってはならない」という

持論を彼は持っており、その修正のための話し合いが持たれました。)


実はこういったケースは決して珍しくはありません、
むしろSLMENの仕事の中で一番楽しい部分と言えます。


emo8889 Xeno: 2つ目は?


Ben Vanguard: もう1つの例をお話しましょう。Zabitan AssiaさんのHenkei Tattooについてです。
私は彼にHenkei Tattoを使用してると伝えたところ、「それは女性用だから」と言われたんですね。


そこで私はこう答えました。

「君は女性用に作ったかもしれないけど、自分にはよく似合ってると思うよ!」と。

「もう承知だろうとは思うけど私はフランス人なので男ものとか女ものとか、
そこまで気にしないたちなんだ」といって笑いあったものです。


短い逸話ではありますが,ここには重要なポイントが含まれてます。
つまり、私はクリエイターが意図した使われ方だけでなく、
色々な角度から商品を紹介するようにしているということです。


emo8889 Xeno: あなたは日本のクリエイターも多数紹介していますが、
あなたが感じたSLの日本ファッションの特徴を教えてください。


Ben Vanguard: 日本のクリエイターさんたちは行動力がありますね!
色々なことに挑戦することを恐れません。
彼らは常に遊び心を持っているので、とても新鮮で創造に自由が感じられます。
アニメの文化をSLに取り入れたのも日本人ですからね!


emo8889 Xeno: では今、改めてSLにどのような感想を持っていますか?


heya Vella: 私はこの「ファーストライフ(リアルライフ)を延長する」という、
ヴァーチャル世界のコンセプトに、いまだに魅力を感じています!
私の「セカンドライフ」はどんどん私の「ファーストライフ」のようになってます。


時間がたつのは早く、ここでは自分のファーストライフより忙しくて
ここのほうが私は仕事をより頑張っている気もします!
残念ながら今は探検やグリッド内を見てまわったりする時間がないんですよ。


私は今のSLは,近い未来に実現するであろう世界中の人たちの生活そのものを映し出してると思ってます。
何が良いかって,どんな人でも創造性と可能性をここで表現できるんですよ。
それは自分が最初にSLで持っていた考えとまったく同じです。


「今から何かを始めるのも遅くはない」

emo8889 Xeno: では読者の方にメッセージをお願いします。


Ben Vanguard: SLを知らない人は是非一緒に参加してください!
そして、すでにSLにいる人は、怖れずになりたい自分になって、夢を実現しましょう!
長いことやってきたプレイヤーにとってさえも、
未だに新しい発見に満ちた創造力のある世界が広がっているのですから。
今から何かを始めるのも遅くはないです。


emo8889 Xeno: 最後にSLの男たちがBenの様にかっこよくなれるようにアドバイスを!


Ben Vanguard: あはは!まず最初にSLMEN 毎日読むこと!
そして現実世界では着ないような服もあえて着てみること!
みんなSLではかっこ良くなれるんだから,ならない手はないですよ!


あと2つ。男性諸君、靴下履くのを忘れずに。裸足でズボンはSLだとみっともないのでやめましょう。
どうしても裸足でズボンでいきたければ,Robin Sojournerさんの"裸足靴下"もありますからね!


2つめは・・・ビカビカ(Bling)は止めといたほうがいいですよ!
控えめなものもありますが,ほとんどのものが派手すぎなので、
クリスマスツリーみたいになりたくないなら止めた方が良いです。



Ben Vanguard: わかるよね?そう思わない?


emo8889 Xeno: ありがとうございました!
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彼のポリシーとして"SLの服は「can modify」でなければならない"というものがあり、
掲載前に、掲載される服のブランド全店舗の全商品は、「can modify」にしなければならないのです。


彼は取り扱うファッションアイテムを、全てベストの状態で掲載したいというコダワリがあるのでしょう。
そしてそのコダワリは彼が運営している「SLMEN」において随所に散りばめられ
高いクオリティの作品を紹介し続けているのだと思います。



http://slurl.com/secondlife/Envy/120/22/22

http://www.slmen.com/

またBenは、この創造性溢れるSecond Lifeの世界を良く理解し、楽しもうとしています。
ほぼ毎日更新される「SLMEN」を是非男女問わず、みなさんも見てください。
SLファッションの最先端や世界から溢れる新しい発想がそこにはあるはずです!