今なにかと話題のsick SIMの中に和をモチーフとした店があります。
「創作和」的な感じの商品が並んでいて、クリエイターを調べた所
ShinagawaにもShopがある事が判明。

http://slurl.com/secondlife/Shinagawa/167/168/22

そのお店に向かってみるとハイセンスな服がずらーっっと並んでいました。




今回はSickの運営にも携わり、ハイセンスなファッションを提供している
sato Yifuさんにお話をお伺いしました。
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emo8889 Xeno: SLを始めたきっかけをお願いします。


sato Yifu: 物作りのお手伝いをして欲しいとmkさんに誘われてはじめました。
その時はSL自体はまったくしらなくて、最初は誘われても渋ってたんですけど。
今では完全にはまってしまいましたね。^^


emo8889 Xeno: デザイナーさん??


sato Yifu: わたしはリアルでグラフィックのデザイナーをやってます。


emo8889 Xeno: 始めた時期から考えて商品の数が凄いですね。


sato Yifu: すぐにakibaのお店スペースをもらったので
なんとなく簡単なものから作りはじめました。Tシャツとか。
お客さんに飽きられないようにと思って新作をどんどん作っているのも事実ですが、
本当は自分がほしいものを作っているって言うほうが大きいかも。^^


emo8889 Xeno: お店の紹介と商品のコンセプトを兼ねてお願いします。


sato Yifu: ここのお店のコンセプトは普段着ですね。
SLの中で売っているものって、ファンシーすぎたり、sexyすぎたりで。
ちょうどよく着れる服を探すのって結構大変だったので、
でもそういう人って他にも沢山いると思うんです。
そういう人達の為と私の為に低価格で色々着まわしのきく服をテーマにしています。




emo8889 Xeno: 服以外にもアクセサリーもありますね。


sato Yifu: 今つけている鍵のアクセサリーや手錠のブレスレットといった、
男性でもつけてもらえるものや、花をモチーフにした髪飾りや首飾りなどです。
基本的には女性用のものしかないんですが、男性の来店も多くなってきた頃に

なにか用意しないといけないなと・・。。
そのときにたまたま思いついたのが鍵と手錠だったというだけなんですけど。^^




emo8889 Xeno: 服のデザインされる際に気をつけている事ってありますでしょうか?


sato Yifu: 雑誌などからそのまま持ってこないということぐらいですね。
あとは自分が着て良いと思ったものだけを売る。
だから作ったものは必ず飽きるまで自分で着て、それから品物として出します。
自分が着ているときに直したい場所とかに気づいたりもできますので。


emo8889 Xeno: 飽きるまでってどれくらいの期間ですか?


sato Yifu: 次にお気に入りが出来るまでですかね。^^


「自分で履いて何度もジャンプしたり」


emo8889 Xeno: デザインのコダワリもありそうですね。


sato Yifu: 全体としては、きたときのシルエットや細かい動きには力を入れてやっています。
スカートのひらひら加減とかジーンズの裾の広がり具合とか。
着たときにいい感じに見えるように。


emo8889 Xeno: そんなコダワリの中で一番の自信作は?


sato Yifu: 現在売っているものの中では「Pleats mini skirt」ってスカートが気に入ってますね。
ただスカートはシリーズなのでどれも好きですけど^^




この世界は飛べるのでジャンプしたときや飛んでる時のひらひら加減を自分では気にして作りました。
今でてるものは生地と長さが違うだけですが、
一応自分で履いて何度もジャンプしたりして何度か試してみました。


emo8889 Xeno: mkさんがプロデュースのsick SIMの方には和服の専門店があるとききましたが?


sato Yifu: はい。全体のコンセプトがサイバーと和ということで私は和のテイストをまかされています。

その中で和を意識した商品だけを取り扱っている店がここです。
お店の名前は「装(そう)」といいます。



http://slurl.com/secondlife/sick/206/139/28

emo8889 Xeno: 和のテイストでもカジュアル的な和ですね。


sato Yifu: 着物もこれからのメイン商品になっていきますが、
純粋な和だけではなく自分が創造する和も織り交ぜていきたいと思っています。
今作っている着物などは自分でテーマをつけて、
純粋な着物ではなく完全にオリジナルなものを作っています。





emo8889 Xeno: これはSick専用のブランドになるんですか?


sato Yifu: そのつもりです。ひとつお見せしましょうか?




こちらになります。火の鳥をイメージした着物です。
今後、着物は7種類出す予定ですが、その着物はすべてsickでしか売りません。
ここに来ないと買えないというsimの価値のひとつにしたいと思っています。
ちょっと大袈裟ですけど。^^


emo8889 Xeno: そこまで思い入れのあるsickの中のsatoさんの役割とは?


sato Yifu: 基本的に私とmkで街の制作をしてます。
キャラクター作りなどもお手伝いしていますが
役割といったらなんでしょうね・・・和担当かな。いちおう肩書きはチーフクリエイターですけど。^^
sickのムービーでも私が持ってる登場人物のキャラクター3人いますから^^


emo8889 Xeno: SICKの製作に携わるまでの流れを教えてください。


sato Yifu: mkからSIMを持つかもと聞いて、協力して欲しいということだったので
内容を聞いてやることに決めました。
メカの制作は得意じゃないので、サイバーだけなら断っていたかもしれませんが、
「和」の要素も入っているところに目が輝きまして^^


emo8889 Xeno: SFの中の和。これは新しい挑戦ですよね。


sato Yifu: 純和風ならいくつか目にしますが、
ここはサイバーの中の和ですから大変かもしれないですね。
気をつけている事は純粋な和を追いすぎないことでしょうか。
良い具合にくずしてあげることが私がここでやりたい和の形ですね。


emo8889 Xeno: satoさんにとってsickってどんな存在ですか?


sato Yifu: mkのsimですが半分近くは私の手で作った街なのでとても大事な場所です。
先日のプレオープンのときはちょっと感動しましたし。
今後も私の思う和テイストをもっとおりまぜて、
sickがより魅力的になるように頑張っていきたいと思います。


「sickはそんなに恐いところじゃないので

遊びに来てください^^」

emo8889 Xeno: では最後に読者の方にメッセージをお願いします!


sato Yifu: 今後もshinagawaでは低価格で着やすい服を、sickでは新しい和の形を、
両方とも頑張っていきますので是非お店のほうに遊びにきてください。
それと、sickはサイバー感が強い街なので女性がきづらいかもしれませんが
そんなに恐いところじゃないので遊びに来てください^^


emo8889 Xeno: ありがとうございました!

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「SFの中の和」という非常に相反するコンセプトに挑戦しているsatoさん。
しかしながらその難しい課題を着実にクリアーし、新しい和を創造し続けています。


もちろんShinagawaにあるカジュアルショップも非常にセンスが高く
今後の活躍も安易に想像することができ今後も非常に楽しみです。

ただいま土日しかsickは開放していないですが立ち寄った際には

是非Shop「装(そう)」にお立ち寄りください!