NOMURA Millandさん

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日本初の歓楽街SIM「KABUKI」

http://secondlife-kabuki.blogspot.com/
そんな言葉とともにSecond Lifeで一つのSIMがオープンしました。

「KABUKI」の世界には今までのSIMとは違う娯楽、そしてセンスが散りばめられており
空間を楽しむ為に毎日多数の人が訪れて、見事なまでの街の生命を感じさせてくれます。

http://slurl.com/secondlife/KABUKI/128/128/0


今回はそのKABUKIオーナー、NOMURA Millandさんにお話をお伺いしました。
またKABUKIの住人、倉庫在住のBさん(?)にも同席していただきました。
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emo8889 Xeno: まずSLを始めたきっかけをお願いします。


NOMURA Milland: 12月20日ぐらいの日経の1面。
仮想世界で経済が生まれているという簡単な紹介みたいな感じ。
1ヶ月の通貨の流通量も書かれてて、
それで単純に「凄いな~」と思って、まずはどんなものか見るために始めたかな。


emo8889 Xeno: SLを初めて見た感想はどうでした?


NOMURA Milland: これは面白いと思ったよ。
ビジネスの事はすぐ頭からなくなって、色々なところ飛び回ってたw


emo8889 Xeno: その飛び回ってた時も含めてKABUKIを作るまでの活動は?


NOMURA Milland: 3日目ぐらいに土地を借りて、そこは最終的に追い出されたんだけどw
それで引っ越して、隣人のR246のメンバーとダラダラすごして、
でも2週間目ぐらいにSIM注文はしてたんで、あとは届いてからずっと作業ですね。


emo8889 Xeno: 2週間でSIM購入って凄い早いですね。コンセプトもしっかりしてるし。


NOMURA Milland: 早いのは生来の性格。思い立ったらすぐ行動が信条です。
コンセプトはSIM注文する段階である程度ガッチリ決めてて、
それをメンバーに伝えるためのKABUKIのコンセプトを書いた内部用のwiki、「kabukiwiki」も作りました。
既存の日本人SIMに面白いと思えるものがなかったから、自分なりに考えました。



「KABUKIは色々な視点でみてほしい」

emo8889 Xeno: Kabukiのコンセプトは夜の街ですよね。


NOMURA Milland: でもね、このSIMはなぜか夜の街、そしてアダルトを含むコンテンツばかりが
強調されるけどほかにも色々な要素がある。できれば色々な視点でみてほしい。
じゃ、逆に質問。今までのSIMとここの大きな違いはなんだと思いますか?


emo8889 Xeno: コンセプトが明確なところですか。


NOMURA Milland: うん、そうだね。
でも、そのコンセプトを実現するためには、
今までの土地丸投げ貸しというやりかたでは成り立たないのはわかる?


emo8889 Xeno: はい。


NOMURA Milland: このSIMは利益を求めて運営されていませんし、維持費もほぼ全額赤字です。
そこまでしないと、やりたいことは出来ないね。
1つのコンセプトをベースにSLで何ができるのか?何が楽しいのか?ということを追求してるSIMです。
最近はちらほら増えてきたけど、そういう点でも今までとは違う要素。

あと、このSIMはほとんどの建物をKABUKI側で作っていて、
それは統一感を作って「雰囲気」や「空気」創り出す為に必要な事と判断した。

emo8889 Xeno: 私が知る限りの現在の国内SIMで最高クラスの物が出来てると感じています。
でもそこに至るまでの苦労はありそうですね。


NOMURA Milland: 苦労とはあまり思ってないけど、あえて言うならうちには優秀なクリエイターさんが
多く関わっていて、そういう人たちをまとめることにはかなり気を使いました。

これは、私見なんだけど、ある特定の分野で優秀な人ほどその作業自体に没頭してしまって
その分、全体から見る視点が欠けてしまうことが多い。
そういう感じで作られた作品はSIM単位も含めSLに沢山あります。
つまり鑑賞作品や芸術作品としての役割で終わってしまっている。


自分の一番の苦労というか仕事は、そういった素晴らしい作品群に統一性をもたせて、

そしてそれらを「死なさずに血を通わせる」こと。
なるべく多くの人に活用してもらってこそ意味があると思ってる。
芸術作品で終わらないように心がけました。


emo8889 Xeno: なるほど。


NOMURA Milland: これはね、ブログhttp://secondlife-kabuki.blogspot.com/ にも書いたけど凄く難しい事。
というのはプリムも凝ってテクスも際限なく凝れば見た目は素晴らしいものは出来る。


でもSLの場合プリム制限や、様々な負荷要因、そして3D独特の視界の確保など
相反する要素が沢山あって「生活圏」と「景観」というのは両立しがたい仕様になってるので
そこのバランスにすごく細部まで気を使ってきました。どちらかに偏り過ぎないように。
それこそ道路の幅をきめるだけで何時間も話し合ったり。
あとは色々コツがあるんだけど、そこは独自のノウハウなんで秘密。


emo8889 Xeno: それほどゾーニングに時間をかけて、かつ大赤字になるほど作ったKABUKIって
NOMURAさんにとって何ですか?


NOMURA Milland: もちろん作品でもあるし、
自分自身みたいなものであるけど・・・うーん、わからないw
明確に目的があってやってるわけじゃなく情熱の赴くままにやってるから。
言葉じゃ説明出来ないものだと思います。


emo8889 Xeno: やりたいからやってるんですね。


NOMURA Milland: うん、そうだね。やりたいことしかやってない。
楽しくなきゃ絶対にやらない。


emo8889 Xeno: 趣味にお金費やすのと同じ様な感覚?


NOMURA Milland: うん、もちろんそうなんだけど、でも趣味で終わらせないというか
ビジネスにいくわけでもないけど、チャレンジかなぁ?一言でいえば。
趣味っていうと少し自己満足的な意味合いがあると思うけど
自分の場合はそれをきちんと多くの人に楽しんでもらうことが目的だから、趣味とは少しニュアンスが違うね。



「こじんまり、まとまらないで突き抜けて欲しい」

emo8889 Xeno: 話をKabukiの街にさかのぼりますが、
国内SIMではほとんどなかった有名海外店が出店してますよね。




NOMURA Milland: 半分はあっちからきて、半分はこっちから誘ったんだけど
それでもKABUKIに連れてきたらみんな気に入ってくれてすぐ決まりました。
どんな言葉よりも、連れてくれば一発だった。


emo8889 Xeno: 今後コンセプトの明確なSIMは増えてくると思われますか?


NOMURA Milland: 思うね、現に明らかに増えてきている。
でもね、また突き抜けてるのが少ない。
それは何故かというと賃貸収入で維持費を捻出しようとしてるから。
そこを無視してるところは突き抜けてきてるね、Sickとか。

あとは大先輩であるcocololoとかね。あそこはリピートしたくなるSIM。


あとkabukichoというSIMが出来てるのでいまから楽しみですw
気になるというか早く見てみたいかな。


emo8889 Xeno: 私の感覚ではKABUKIは本当に優秀で有名なクリエイターが関わっていて
今作成中のSIMより抜けていると感じましたが、
そのKABUKIのオーナーNOMURAさんから後発の方々にアドバイス等お願いします。


NOMURA Milland: 自分達も本当にまだまだこれからだと思ってます。今あるものも手直ししたいものがたくさん。
やっとスタート地点に立ったぐらい。
でも、あえて言うなら普通にこじんまり、まとまらないで突き抜けて欲しい。
独自のスタンスを崩さないで貫いていくと良いかもしれない。群れるとそのぶん個性が失われますよ。


emo8889 Xeno: せっかくなので同席頂いた倉庫在住のBさんもお答えいただきたいのですが
KABUKIのお気に入りスポットを教えてください。
まずNOMURAさんからお願いします。


NOMURA Milland: ここは一般公募しないで、全て自分が吟味して選んだものなんで
自分からみれば全てがオススメなんだけど、あえて言うなら
この街は、色々な要素があってそのひとつに「音」というのがある。
だから、このクラブ。



このクラブでは不定期ですがレギュラーDJがいます(最近一人増えました)
彼はスコットランド人。海を離れた人たちが集まって
一つの音と空間を共有できるというのは凄くエキサイティングな事。
そして最近オープンした「Plastic Soul Band」 Kyoko okeyさん運営のラウンジ響子なんかも同じく好きですね。


emo8889 Xeno: ラブホテルが凄いとか。





NOMURA Milland: ラブホテルは凄くオススメ。
あそこはね物凄くバカみたいに力注いでて
まず、プライバシーを守るためにかなり強力なスクリプト武装をしています。
そしてSLの外国のそういのって、ただ猿みたいに腰ふって終わりで

感性のかけらもないようなものが多いんだけど
日本人的にマイルドに解釈して雰囲気や、最後のプレイにいたるまでの物語を表現してます。


エロだけではなく、ロマンチックなスキンシップボールも置いています。

良質なアニメには魔力みたいな力がある。

カップルでいけば自然と盛り上がってしまうような意味で、部屋の名前を「MAGIC」にしました。

空間やそこにいる時間を楽しめるように、
ただのビルドのはりぼてとは違って予算も惜しみなくかけました。
一つの部屋の為に総合で20,000L$はかけてるかな。
なぜか情熱が多く注がれたw


emo8889 Xeno: 凄いですね。


NOMURA Milland: でね、自分も含めてだけど日本人はまだシャイが多くて
そしてデジタルコミュニケーションに慣れてない人が多い。
今回のホテルはSLにはこういう楽しみ方もあるんだよっていう、ひとつの提案みたいなもんです。
どうか、ゆっくりと楽しんで欲しい。


emo8889 Xeno: これは他のSIM主さん参考になりますね。
では続いて倉庫在住のBさんお願いします。



倉庫在住のBさん: ラブホテル言おうと思ってたけど言われちゃったw
でも本当に、とても雰囲気とかがあって一人でも、何人でもシュチエーションに合わせて
使い方変えられそうな感じかなwそう思ったw


NOMURA Milland: そう。雰囲気と演出ね。


倉庫在住のBさん: カップルなら自然と盛り上がるだろうし
一人だったとしたら ヒーリングの空間になるだろうし
あとはNOMURAさんが言ってたのと一緒w


emo8889 Xeno: では先ほどNOMURAさんにKABUKIって何か聞きましたが
NOMURAさんにとってSLってなんですか?


NOMURA Milland: 「もうひとつの世界」と捉えて行動してます。
ただのオブジェクトだけじゃなくそこには多くの人間もいて感情も生まれる、そして経済も。
これはもう世界だと思っている。


「KABUKIに終わりはない」
emo8889 Xeno: 最後に読者の方にメッセージをお願いします。


NOMURA Milland: うん、じゃ2点。
この街の主役はクリエイターではなく物も作らない、
土地も持たないそういうビジターのみなさんが主役の街です。

(もちろん、そういう人たちのなかにも実は優秀なクリエイター達がたくさんいることも僕は知っている)
ビジターが楽しんでもらうためにKABUKIクリエイターが尽力してます。
どうか気軽に酒でも片手に遊びに来てください。
あとなにかやりたいことやアイディアがあったら遠慮なく声をかえけてください。一緒に作り上げましょう。


で、もう一点はKABUKIは常に変化し続けます。終わりはない。
今後、さまざまなサプライズがありますが近いうちに一件大きな動きがあります。うちにも初期からお店をだしていただいてるDaiさんとうちの計画です。Daiさん以外からの話だったら断っていたかもしれない話。
今までの流れとは大きく変わる動きで賛否両論あると思いますがチャレンジしてみようと思います。


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最後にNOMURAさんはこのようにおっしゃいました。


何も言わず突っ走る自分に今までついて来てくれたクリエイターのみなさんには、
そして夜の街で働いてくれてるみなさんには心から感謝している。
いつか必ず恩返しする。


NOMURAさんが中心となって実力のあるクリエーターを始め、
色々な仲間が集い出来た街という事が非常に伝わってくる言葉です。



とても広い意味でSecond Lifeの可能性を感じ取る事ができ、
これからの進化も非常に楽しみな「KABUKI」
新しい可能性を感じる為にもみなさんも是非足を運んでください!