「R246 DESIGN STORE」
http://slurl.com/secondlife/Ikebukuro/148/190/27
http://slurl.com/secondlife/Neumoegen/215/209/50
きっとみなさんご存知だと思います。
知らない方は無料翻訳機「J2E Interpreter」を製作し配布してる店といえばピンとくるはず。
R246と言えば高精密なミリタリー銃器をメインに多数の商品も販売され
独特のセンスと高い技術は非常に定評があります。
今回は「R246 DESIGN STORE」のオーナーでベテラン職人(っぽいw)の
Sixing Geminiさんにお話をお伺いしました。
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emo8889 Xeno: まずSLを始めたきっかけを教えてください。
Sixing Gemini: RLが暇で暇でしょうがない時期があって、その時期に見つけたのがきっかけですかね。
物を作れるっていうのと、全世界の人と触れあえてそれがすごく魅力的に見えて。
自分のセンスがすべて!みたいな世界にグングン引き込まれていきました。
emo8889 Xeno: 今まではどんな活動をされてきたのですか?
Sixing Gemini: せっかくの「第2の人生」なのでRLでは一生使いそうも無いセンスで勝負してみようと思い、
銃器製作を中心としたミリタリー物の店「R246 DESIGN STORE」をやってます。
センスという意味では、息抜きに作っている「ミリタリー以外」の物の方が自分のセンスが出ている気がしますが (笑)
emo8889 Xeno: なぜミリタリーを選択されたのですか?

Sixing Gemini: 特にミリタリーが好きだった訳でも無いんですが、
たまたまセカンドライフの前にチョロチョロとやってたゲームが戦争物だったからですかね。
バトルフィールド、他にもカウンターストライクとかコールオブデューティとか。
元々ミリタリーマニアでもなんでもなかったのですが、ここで銃器を作り始めてからやけに詳しくなった気がします(笑)
emo8889 Xeno: 「R246 DESIGN STORE」では凄く精密な商品を販売されてますが
造るの大変じゃないですか?
Sixing Gemini: そうですね~、大変と言えば大変ですね。
外観を緻密に作る作業はそれほど苦じゃないんですけど私がアイテムを作る際のモットーとして、
「ただ綺麗な物は作らない」というのがあって綺麗なのは当然、
それプラスαの何かを必ず提供することにしてるんですがその部分が非常に苦労してます。
例えば銃で言うなら、銃を持ってるなら匍匐(ほふく)前進したい、とかリロードしたいとか
そう言う部分にこだわってますので、それをしっかり表現する部分が大変ですね。
その代わり、表現出来たときは大満足で「あ~、俺って天才」とか思っちゃいますが(笑)
emo8889 Xeno: 商品で一番こだわって造った物ってなにですか?
Sixing Gemini: 一番こだわった、となるとやはり最新の商品のAKMになりますね。
新しく物を作るときはやはり前回のクオリティを超える物を作らないと
「あ~、俺って天才」が味わえないので(笑)
emo8889 Xeno: そのAKMの「あ~、俺って天才」と感じた部分はどこですか?
Sixing Gemini: 全部です!・・・ってのは冗談で、
目に見えないわかりにくい部分が多いんですけども
HUDなんかもいちいちインベントリから装備する必要はないようにしてたりとか
わかりにくいところでは、薬莢や弾頭が実際のサイズと全く同じように作ってあったりとか
フルオートで発砲するとリコイルで着弾がぶれたりとか、オーバーヒートしたりとか (笑)
あ~、やっぱ全部なのかな。
emo8889 Xeno: 噂では連射速度も実物と同じとか。
Sixing Gemini: ええ、理論的には、ですけど。
SIMの状態によって連射速度が落ちたりしてしまいますが。
emo8889 Xeno: 価格も凄いですがミリタリー系の武器でかなり高価な部類にはいるのでは?
Sixing Gemini: 大体銃器は安価で低機能・低クオリティものと
高価で高クオリティ・高機能な物の2種類に分かれていますが私の作る武器は後者に入ると思います。
自分自身こだわって作ってるので安売りはしたくない、
分かる人にだけ買って欲しいっていう気持ちもあります(笑)
emo8889 Xeno: SLの世界でミリタリー市場ってどうですか?
Sixing Gemini: 私的にはもの凄くクローズドな世界だろうなと思ってたんですが、
例えばミリタリールックじゃなくても、普通の服装に銃を合わせるとかそういう需要があるようです。
アクセサリ感覚的な。
emo8889 Xeno: コンバットゾーンで撃ち合いやってる方も多いですよね。
Sixing Gemini: あ~、どうなんでしょうね。
セカンドライフは、RLもそうですけど、撃つ場所って限られてるじゃないですか
最近、コンバットゾーンへあんまり行かなくなっちゃったので分からないですけど
そういう欲求はあるのかもしれないですね。
そういう欲求が暴走して迷惑行為に発展するってことも十分に考えられるので
射撃場を販売したりとかそういう気軽に撃てる物も提供していますが。

emo8889 Xeno: ここで射撃もできるんですよね。
Sixing Gemini: ええ、SIM自体が重くてちょっとここでは思うように遊べないかもしれないですけども、
今度、R246としてSIMを購入するので、そこで思う存分撃って頂けるようになると思います。
思うように銃が撃てない世界で銃を買ってもらったなら、撃つ場所も提供すべきだと考えました。
emo8889 Xeno: 銃器と射撃場のほかにはどんなものを製作されたんですか?
Sixing Gemini: ミリタリー以外で、一番メジャーになったのはJ2E Interpreterかと思います。

emo8889 Xeno: あの有名な翻訳機!
Sixing Gemini: なんか有名になってしまいましたね(笑)
J2E Interpreterはちょっと有名になりすぎて負荷が高くなり始めたようなので近いうちにバージョンアップします。
emo8889 Xeno: 負荷というと?
Sixing Gemini: スクリプトの制限上、翻訳サービスとセカンドライフの間に中間サーバーを置かなければいけないんです。
そのサーバーの負荷とそもそも無料の翻訳サービスを使っているんですが、
いつBabblerと同じ運命をたどってもおかしくないので、有料のサービスを使うようにしようかなと思ってます。
emo8889 Xeno: しかもこれフリーですよね。なんでフリーにしたんですか?
Sixing Gemini: 翻訳機能自体は私が提供しているわけではないので、
金銭を絡ませるべきではないと思ってました。
こんなに広まるなら10L$位とってもよかったかなと、邪な考えも浮かびますが(笑)

「難しくて誰もやらないからこそ、そこに面白い物が出来上がる」
emo8889 Xeno: それにしても銃器の仕組みといい翻訳機といい
スプリクトの知識やプリムの造形、テクスチャ製作などオールマイティーですね。
Sixing Gemini: いやいや、スキンと服は私にはムリですねぇ。
一応、自分が着てる服とスキンは自作ですが、やはり本職の人に比べると見劣りします。
emo8889 Xeno: しかしそれだけの技術はいったいどこで学ばれたんですか?
Sixing Gemini: ん~、本職はデザイナーだったりしますので、テクスチャは普通に作れて
プリムはちょっとツールが変わったぐらいの感覚で、
スクリプトは、やっぱり本職でFlashをちょこっと作ったりするので、
それも割とすんなり入れて、音は元々趣味でいじってたことがあって、
新たに覚えたのはアニメぐらいな感覚です。
emo8889 Xeno: 素晴らしい技術ですが次はどんなものを製作する計画がありますか?
Sixing Gemini: 先ほどもちょっとお話ししましたが、SIM丸ごと作ります。
具体的には銃器等のミリタリーをテーマとしたアトラクションテーマパークです。
例えば「○○を爆破せよ!」とか「○○を占拠しろ!」とか
そういうミッションが遊べるイメージです。
勿論、店舗もその中に作りますのでお客様には銃弾が飛び交う中、
ショッピングをしてもらう事になると思います(笑)
emo8889 Xeno: しかしそんな凄い構想を1人で?
Sixing Gemini: いや、勿論R246のメンバーにも協力してもらいます。
以前、インタビューされたElec Toneさんなんか物凄いやる気を出してくれてます(笑)
emo8889 Xeno: なるほどー。でも私あまり詳しくないのですが
そういったミッションってめちゃくちゃ技術的に難しくないんですか?
Sixing Gemini: めちゃくちゃ技術的に難しい気がします(笑)
でも、難しくて誰もやらないからこそ、そこに面白い物が出来上がるのではないかと思います。
むしろ自分が遊びたいけど、何処にもないから作らなきゃ!みたいな感じだと思って頂ければ。
emo8889 Xeno: 銃器もこれからどんどん増える?
Sixing Gemini: 勿論です。製作ペースが遅いのでどんどんという風にはいかないかもですが。
でもせめて一月に一個はリリースしないとSIMで赤字になって大変なことになる予感がします(笑)
emo8889 Xeno: そこまでしてSIMを作るという事はめちゃくちゃSLが好きなんですね。
Sixing Gemini: 友人からは、「もうセカンドライフじゃなくてファーストライフじゃない?」って
言われたことありますね(笑)
最近は逆になかなかSLの時間が取れないことが悩みなんですけども。
本当にライフワークになりそうな、まさにそんな感じですね。
「SLはデザイン・センス・アイデアで世界に向けて勝負出来る」
emo8889 Xeno: そこまでさせるSLの魅力って何ですか?
Sixing Gemini: 手軽に自分のデザイン・センス・アイデアで世界に向けて勝負出来ること、ですかね
結局始めたきっかけそのままというか(笑)
emo8889 Xeno: SIM製作で実際に勝負にでるんですね。
ちなみにオープンはいくらいになりそうですか?
Sixing Gemini: そうですねぇ。きっと今までで一番の大勝負でしょうね。
とりあえず、オープンは2フェーズで考えててまずは景観を整えて銃弾が飛び交うところまでの
第1フェーズでオープン、その後順次アトラクションを追加していく第2フェーズという感じですか。
仮にアトラクションがすべて完成しても常にアトラクションは入れ替えていくので、
永久に開発は続くとは思いますけども。
具体的なオープン日は日は決まってないですが6月初旬を予定してます。
emo8889 Xeno: ではこの記事を見ているみなさまにお店のPRをお願いします。
Sixing Gemini: お店か~。むむむ、PR難しいな(笑)
うちのはいきなり玄人好みですよ?ってだめじゃん(笑)
んと、まぁ、高いけど高いだけ満足出来るクオリティの品揃えです。
まずはうちの射撃場でレッツトライ!
・・・なんかきな臭くなってまいりました(笑)
emo8889 Xeno: あと最後にSL始めた初心者の方に、
SL楽しんでる達人としてアドバイスをお願いします。
Sixing Gemini: 銃はむやみに撃っちゃいけないよ!(笑)と
あと面白そうな事を思いついたらとりあえずやってみるそれに尽きると思います。
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話を聞けば聞くほどまさにプロ職人。
世界のミリタリー系のSHOPを取材後色々歩いてみましたが
Sixingさん、そして「R246 DESIGN STORE」の技術は世界的にもトップレベルで
日本人クリエイターの可能性を非常に感じる事ができました。

そのSixingさん率いる「R246 DESIGN STORE」がSIMをオープンさせるとなると
ミリタリーファンに関わらず、日本のクリエイター達からしたら
もうそれは大ニュースではないでしょうか。
SLならではの、そんな世界を体験できる「R246 DESIGN STORE」
みなさまも是非じっくりご覧頂いてはいかがでしょうか?