退院したマヤは、速水の屋敷で暮らすことになった。
マスコミが張っていたため深夜に移動したが
真澄に抱き抱えられて車に乗り込むところを激写され
マヤはそのフラッシュの光に怯える。
屋敷に着いても人目を避け、芳乃だけがマヤの世話にあたる。
昼前まで真澄がマヤの世話し、昼ごろ出かる。
真澄が出かける前には必ずマヤに目薬をさし
薬を飲ませる。
15時を過ぎると芳乃がマヤに目薬をさし
薬を飲ませる。
食事が終わると、ソファーで2人で寛ぐ
「速水さん、、自分で食べれます」
もじもじと恥ずかしそうにマヤが言う
「ん、、ほら、要らないのか?」
真澄がスプーンでプリンをすくい、マヤの口に運ぶ
「今日は、水城君一押しのプリンだぞ
甘さ控えめらしい、、ほら、、いい子だ」
真澄は優しい
しばらくするとマヤは違和感を覚える。
真澄がいる午前中は、視界がすっきりしている。
真澄が出かけると、窓辺が眩しい。
午後はぼんやりする。
毎日、ぼんやりしている。
真澄が帰宅する頃、意識も視界もはっきりしてくる。
包帯を替えてくれる真澄は
マヤの顔を拭き、薬や保湿剤をぬる。
いつもの優しい表情
いつもの優しいキス
私の顔の傷、どうなってるの?
包帯をとり、手の感触で確かめるが、わからない。
部屋にはバスルームもトイレもある。
寝室の隣は続き部屋でリビングと真澄の書斎
夜の庭を真澄と散歩する
退院後、芳乃いがいの使用人を一度も見かけない。
速水の家では、ナイフもフォークも見慣れた銀色の金属ではない。セラミックだったり木だったり
それにグラスも切り子グラスだったり、凝った装飾だったり
窓ガラスは、磨りガラスだ
鏡がどこにもない、
自分を映すものが何もない。
なんか変