「やっ!」
「マヤ!」
真澄は、マヤの拒否を受け入れたら
この先ずっとこの状況が続くのではと焦る。
「マヤ、伊豆で俺と君の想いは通じて夢中で愛しあった。初めてだ。
初めて避妊をしなかった。
そんな事を考える余裕もなかった。」
マヤの背中に額を当てて、真澄は静かに続ける。
「隠すつもりも敢えて言うつもりもないが、付き合った女は少なくない。お互いに遊びだったこともあるし、体だけの関係の時もあった。
だが、君と出会って8年
君以外とはキスもしてない。本当だ」
何も答えず布団に顔を埋めるマヤ
マヤは性的に幼い。それはわかってもいたし
そうであって欲しいと思っていた。
「マヤ、、、愛してる。
君の全てが欲しい」
真澄が体勢を変えようとした瞬間
マヤはベットから出て、真澄の書斎へ向かってしまった。
真澄は暫く、追っていいものかどうか考えるが寝室と書斎の間の扉へ向かう。
長椅子のクッションに頭を預け
寝るマヤをみてため息が漏れた。
ベット脇のベビーベットを除き、真一の様子をみて
ブランケットをつかんで戻る。
無理やり、マヤと長椅子の背の間に体を入れ
ブランケットで包み、マヤが動けないように抱きしめた。
「マヤ、愛してる」
それ以上のことをすることもない、今日はこれで眠ろうとした。
「速水さんは、、私の体が欲しいの?
避妊してまで欲しいの?!」
「あゝ、欲しいよ。」素直に言う。
「なぁ、マヤ
君の意識が戻るまでは、君の体温を感じていられればそれで充分だった。
俺は欲張りなんだ。
君を抱きたい、だが、君を失う危険は犯したくない。
もし、どちらかを選べと言われたら
しなくていい。
毎日、君と顔を合わせ、
毎日、君と一緒に真一の成長を見て
君が幸せなら、、、それでいい」
先程までの焦りは消え、素直な言葉が出る。
「私が嫌っていったら、しないの?」
「しない」
「しなくても、愛してくれる?」
「あゝ、気持ちは変わらない」
「しなかったら、他の人とする?」
「しない」
「うそ」
「嘘じゃない」
「なんで、、、エッチしたいの?」
「君が好きだから」
「好きになった人とは、必ずエッチするの?」
子供じみた会話が永遠に続くかと思われた。
「じゃ、、、じゃぁ、あ、、、あした」
「あした?」予測がつかない答えに思わず
「あした、、、、する」
「わかった。明日しよう」