未生希えみです。

何だか、嫌なことをしようと思ったら、気分が乗らないなんて経験、あるんじゃないかな。

子供が、学校に行きたくなくて、頭やお腹が痛くなるのも、仮病じゃなくて、本当にそんな症状が起こる。

心と体はつながっているのだ。

先日、こんなことがあった。

慣れ親しんだ地元を離れて、広島に来たAさん。

友達もいなくて、家に引きこもりがちな生活が、続いてたんだそう。

地元では、友人知人も多く、アクティブに動いてたようで、毎日楽しかったとか。

そんな時、これじゃいけないって思って、毎日出かけることにしたんだそう。

最初は楽しかった、外出も、いつの間にか義務になってた。

「今日も出かけたいな~」っていうより、「今日も出かけなきゃ」っていう感じかな。

そんな時、膝を痛めて、毎日出かけることは、できなくなったそう。

常識的に考えたら、歩きすぎて、ひざを痛めたってことになる。

だけど、話には続きがあった。

GWに地元に帰ることになって、新幹線に乗ってた彼女。

長時間座ってるから、立つときには膝が痛いだろうって思ってたら・・・

全く痛みがなくなってた!

数時間の移動の間に、どんどん良くなって、結果的には、地元では全く痛みを感じなかったんだそう。

膝の痛みは、彼女の心が作り出したものって、すごく納得できる。

おそらく、彼女は自分に対して、「明るくて、ポジティブ」みたいなラベルを貼っていたんだって思う。

私たちは「自分は誰」っていうことを、言葉で定義してる。

そして、毎日引きこもっている状況は、彼女の「自分は〇〇」っていう、ラベルに合わなくて、ダメだって思ってた。

だから、ダメな自分が嫌で、義務のようになっても、出かけてた。

だけど、出かけることは、義務化したとたん苦痛になってたはずだ。

そんな時に、膝の痛みに襲われた。

「膝が痛いから仕方ない」っていうのは、かっこうの言い訳になるのだ。

明るくてポジティブな自分も、ずっと家にいる自分も、本来、どっちでもOKなのだ。

だけど、自分の中に、明るくてポジティブな自分はOKで、ずっと家にいる自分はダメだって、思ってた。

それが、膝の痛みをして表れたのだろう。

人は、自分に対して、言葉のラベルを付けている。

意識していても、そうでなくてもだ。

そこに気づくだけでも、自分に対する見方は、大きく変わる。

○○な自分はOKみたいに、条件付きで捉えてると、持って生まれた星の才能は、発揮しづらい。

体の症状は、心の奥の声を、代弁してくれる。

そして、変化が必要だと教えてくれるのだ。

もし、あなたが今の状況・・・健康とかお金とか人間関係とか・・・を変えたいと思ってるなら、自分につけたラベル(言葉)を、見直してみる必要がある。

どんな問題も、根本は同じだったりするのだ。

言葉が変わると、思考が変わり、必要な行動が呼び起こされる。

望む未来が何かが、明らかになり、その方向へ歩んでいくことができるのだ。